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大学キャンパスでノンアルバー限定オープン

先日、息子のサッカー熱が再燃したため、サッカースクールの体験に連れ出してみた。開始10分前のピッチには、イニエスタ、メッシ、三苫などトッププレイヤー(のユニフォームを纏った小学生)が勢揃い。
スクールには知り合いもいなく、服装もポケモンTシャツで挑んだ息子は色々考えてしまったらしく、泣きそうな顔で何度も出口とピッチを行ったり来たりして輪に入れず。
その様子に気づいた一番小柄な子(イニエスタ)が「それポッチャマ(ポケモンのキャラ)だよね。一緒に遊ぼう!」と声を掛けてくれ、練習へと合流。
イニエスタ、最高だぜ!

ところ変わって、東京学芸大学。

「遊びから生まれる学び」に代表されるように、 何かに没頭する中から得る学びを大切にした新しい公教育モデルを形成していく。

Explayground

これは我々が大学のキャンパスを拠点にExplaygroundを始める際、掲げた言葉です。
しかしいつの間にか我々は、何かに没頭する以前に、色々と考え出しプランを立てるようになっていました。

Explayground web

いかん、いかん。

お金がないから遊べないんじゃなくて遊ぼうとしないから遊べないんだ

と遊びの天才、所ジョージさんも言っていたし、遊ぶときってフレームなど考えず、まずは面白がる仲間うちで始めていたじゃん。
とくに子どもの頃は、「この指とまれっ!」的な感じで集まり、思いっきり遊んで色々学んでいったよな。
と思い直し、前々から試してみたかった『ノンアルバー』を、大学の構内(しかも学長の部屋や本部機能が入っているビル)でお試ししました。

▶いつやろうかなぁ。グッズや費用はどうしよう。人は集まるかなぁ。

「思いっきり遊ぼう!」と言いながら、なかなか重い腰が上がらない。
当然です。
いま巷で言われている「アンラーニング(学びほぐし)」も、すぐにできないから言われ続けているワケだし。
ただ「やりたい!」という火種は確実にある。
あとは「ポケモンTシャツでトッププレイヤー達と練習する」気軽さで、「背中を推してくれるイニエスタ的な」仲間と共に一歩目を踏み出すかだ。

▶▶まずは三人。道具や最初の材料は分担し合って実施しませんか?

振り返ってみると、この一言と100均グッズで自宅バーテンダーデビューしたという記事のシェアが、燻っていた火種が燃え出してきたキッカケになったのか。
そこからは探究心にも火が付き、「Barの語源」を調べたり、近所のノンアルバーに偵察に行ったりしながら、「腰高のカウンターがほしいね」「材料は◯◯はあったほうがいいよね」「オレはこれ買っていくね」「じゃ、オレはこれ持っていくよ」などなど、『遊び方(試し方)』のブラッシュアップが始まり、大体の役割分担が決定。ほんの数日でとてつもなく進化した感じ。
遊びなんだもん、大体でいいんです。大体で。

▶▶▶開催日に決まった店名は、 Explayground Bar 『濫觴』。

当日の朝、チャットを開いてみると、いつの間にか開催の告知と共に店名も書いてあり、そこには『濫觴』という見慣れない漢字が。
〈らんしょう〉とルビが振ってあったので読めましたが、、、ど、どういう意味???

濫觴(らんしょう)」とは、「ものごとの起こり」「始まり」「起源」を指す言葉です。

チャットの送り主はマッチャン。そしてマッチャンらしからぬ素敵なネーミングにビックリ(笑)。
なるほど。さすがっ!
そして早くも「遊びからの学び」を一つゲット!(笑)。
ただ、、、店名を会場には掲示しなかったので、店名を知っていたのはチャットに入っている数名だけかもwww  店名告知は次回に!

▶▶▶▶マスター不在でオープン。思い思いにノンアルを嗜む。

仕事の会議だと主要人物の到着を待ったりしますが、これは真剣な遊び。やりたい人が揃ったら、揃った時間からスタートです。
最初に遊びにきたのは、モッチーとそのゼミ生3名。まずは好きなように材料を混ぜ合わせ、ノンアルコールカクテル作りに挑戦。
どうやらシロップを入れたあとに氷、そして炭酸水を静かに注ぐとキレイなグラデーションができることが判明。
映えるノンアルドリンが完成!

その後は、マスター(マッチャン)の到着に合わせたように続々と遊び仲間が来店。
1杯目はマスターおすすめのMENUからチョイス、2杯目はオリジナルドリンクづくりに挑戦するなど、思い思いの遊び方を楽しんでました。

▶▶▶▶▶人が人を呼ぶ状態。

オープン直後は、関係者(やそのゼミ生)を中心でしたが、それからは職場や教室に戻った参加者から話を聞いた人が切れ目なく来店。まさに「この指とまれっ!」状態に。

会場の外まで人が!

繋がりの薄い部署の職員の方(初対面)が遊びにきてくれたり、会議でめちゃくちゃ真面目な顔をしている方がニコニコしていたり、「初めまして」「何飲んでるんですか?」などという挨拶が各所で起こったりと、会場内にはドリンクをキッカケとしたグルーヴ感が出てきた様子。

そして閉店間際には、Twitterの緊急告知を見たという新一年生が来店。
この二人はマスターの正体がまさか副学長だとは気づいていないことでしょう。

Twittetを見て来た新一年生

▶▶▶▶▶▶まとめ

「綺麗なグラデーションですね」「見た目だけで味は。。。」「服の色に合わせ、オレンジ系にしました」などなど。
お互いの名前や所属、年齢や立場など関係なく、ドリンクをキッカケに笑顔と会話が弾んでいたこの遊び。
回を重ねるごとに生まれてくる学びがありそうな予感がひしひしと感じられました。

ー Don't think! Feel.

これは映画『燃えよドラゴン』でブルース・リーが修行者に言った有名な台詞です。このあとに続く台詞も含めて解釈すると、もっともっと深い意味があると言われてます。

が、今回の我々の取り組みは、単純に「考えるな、感じろ!」(Don't think! Feel.)を体感できた遊びでした。

近いうちにまた集まろうぜ!


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