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XD編集部が気になったCX関連のニュースや記事 #74 (2023/4/14)

XD編集部の川久保です。

今週は驚安の殿堂としてご存知ドン・キホーテのPB「情熱価格」についての記事を公開しました。
ここ1年くらいでドンキに行ったことある方はご存知と思いますが、なんとも個性的なパッケージとともに店頭で存在感を出しています。PBは以前は「プライベートブランド」でしたが、2021年のリニューアルを機に「ピープルブランド」へと進化しました。

なぜドン・キホーテがPBにこんなに力を入れているのか、どういう哲学があるのかということを伺ってきました。安い、品ぞろえが良いというイメージしか持っていませんでしたが、「顧客最優先主義」という企業原理があり、かなり顧客のことを考えている企業だと知ることができました。ドンキファンの皆さんにおすすめです。


今週の更新記事

これからのドンキは顧客と共創する。「ピープルブランド」へと変貌したPBの背景にある哲学とは


最近のXD編集部が気になったニュース

最近の気になったニュースをお届けします。

・絶好調の「伊勢丹新宿店」を支える顧客たちの正体
伊勢丹新宿店が好調とのことですが、30,40代の新しい超富裕層、富裕層の登場と彼らにアプローチしているという話が面白かったです。 外商サービスの拡大で
①AIを活用した営業の強化
②接客の場を店舗の外へ拡大
③これまで百貨店が扱ってこなかった商品供給体制の構築
④プラチナ顧客数の拡大
を実施。 さらに以前はセレクトショップが担っていた高感度のファッションの品揃えも良くなり国内ブランドの育成の役割を伊勢丹が担っているらしいです。マメクロゴウチが代表例。
外商にデジタルやデータ活用してアップデートするという話は三越伊勢丹のみならず取り組んでいるようで、普段触れない世界なだけに、どういう展開が待っているのか楽しみです。


・チームラボ、三井不動産グループが提供する「三井ショッピングパークアプリ」をリニューアル。
三井ショッピングパークアプリがチームラボが手掛けてリニューアルしたそうです。

ショッピングモール来館中に利用する機能や体験が1つのアプリで完結するような仕組みを提供

し、ユーザビリティも向上したということで、今度ショッピングモールにいるときに使ってみようと思います。


・マンダム「男の美容トレンド」AIで先読み 独自ツールで
SNSの投稿から兆しを読み取り、トレンドを探索できるようになるとのこと。

トレンドとして確立する前から製品作りを始めることがどんどん重要になってきている

というのはすごい時代ですね、トレンドに備えることができるという感じでしょうか。 例えば、『エフォートレス(顧客がストレスを感じない)』というキーワードから、ワックスと表記した商品は1種類だけにして、選ぶ際に考える必要をなくした、と。 ちなみに、

ハードなセット力でウェットなツヤ感を出しやすい「グロス」や、自然なツヤ感でベタつきにくい「バーム」など成分や質感の違いを表示

らしいのですが、グロスやバームで分かるのかというのも世代や個人での違いも出てきそうですね。


・ウーブン・バイ・トヨタ、トヨタのモビリティカンパニーへの変革を加速
ウーブンがソフトウェアプラットフォーム「Arene(アリーン)」を提供。より安全かつパーソナライズされた体験の鍵になりそうですね。

Areneは、トヨタが築き上げてきた卓越したハードウェアと同様に、トヨタ生産方式の原則を自動車のソフトウェア開発に適用し、品質、信頼性、性能を向上させるものです。また、様々なモデルにおけるソフトウェアの再利用性を高め、開発の主な部分を自動化して一層の効率化を図ることができます。 Areneをトヨタのハードウェアプラットフォームと組み合わせることで、トヨタは新車開発のスピードアップとコスト削減を実現し、より安全かつパーソナライズされた体験を世界中のお客様にお届けします。


・イオン「新型ネットスーパー」で目指す未踏の高み
イオンの新ネットスーパー。 倉庫型で注文から配達までにデジタルの力を活用してDX化をごりごり進めているようです。24時間稼働するロボット、すごい。

倉庫内ではAIを搭載した1000台もの集荷ロボットが24時間稼働する。客から注文が入ると、ロボットが約6分で50個のスピードで商品を選ぶ。これは「店舗で行う10倍の生産性」(吉田イオン社長)という。



・ブルーボトルコーヒー創業者が「コーヒーのみ」8000円のコースメニューで表現する至高の体験価値
ブルーボトルコーヒーの創業者が8000円のコーヒーのコースメニューを提供。ブルーボトルコーヒーの哲学が色濃く反映された空間も含めて提供される価値を感じてほしいとのこと。


・野村不動産の新事業・ノーガホテル 2年を超える滞在客を生む秘訣
野村不動産は手掛けるホテルのコンセプトは「地域との深いつながり」や「そこから生まれる素敵な経験」。不動産による街づくりを掲げる不動産会社ならではのコンセプトから生まれてくるホテル体験がおもしろいです。(この記事は2023年4月15日 15:37まで無料で読めます)


・家具・インテリアECの強者「LOWYA」が19年越しで踏み出す「リアル領域」その狙いと勝算
LOWYAがはじめて店舗展開をはじめているそうですが、その裏にはコロナでECが好調だったがむしろ大手もECに力入れ始め、オンラインだけでの情報発信に陰りが見え始めたこともあるそうです。オフラインに強みがあった会社がECに進出し、ECに強みがあった会社がオフラインに進出する。
ECのみでの認知や体験に限界があってオフラインに展開するというのはD2Cブランドでよく聞く話でしたが、また違った事情もあるのですね。


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