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目でみるロケット図鑑

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これまでに打ち上げられたロケット、今活躍しているロケット、計画中のロケットなど全世界のロケットをまとめています。写真だけでも楽しめるようにしております。ロケットの形の美しさやカッ…
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2020年5月の記事一覧

人工衛星の軌道についてわかりやすく説明してみた 〜ISS低し、「ひまわり」高し 〜目で見るロケット図鑑 コラム

これまで様々なロケットについて紹介してきました。まだまだ歴史上のロケットの説明は続いていきます。しかしながら、ロケットを説明するときにどうしても避けては通れないことがあります。それは、「人工衛星の軌道の種類」についてです。必ず理解できるように、絵やイラストをふんだんに描きました。絵やイラストは、あくまで参考です。 ◎キーフレーズISS(国際宇宙ステーション)低し 「ひまわり」(気象衛星)高し 1.なぜ、このことを知る必要があるのか?私は、人工衛星のことは、さっぱりです。し

月への道のりの第一歩 タイタンⅡ GLV

アメリカは1961年にケネディ大統領が「人類を月へ着陸させ、安全に地球へ戻す」宣言をしてから急ピッチに宇宙開発が進みました。1961年といえば、1958年にアメリカ初の人工衛星「エクスプローラー1号」が打ち上げられてから2年です。やっとアランシェパードがアメリカ人初の宇宙飛行を成功させ、帰還してから三週間。まだまだ未熟な状態の中、ソ連との賭けに出たのでした。月着陸計画「アポロ計画」を遂行するために、アメリカは、当時遂行中だったマーキュリー計画との間に「ジェミニ計画」を挟みこみ

クレメンタインを打ち上げ、月の地形を明らかに   タイタンⅡ 23G

アメリカ初期のロケットは、全て大陸間弾道ミサイルの転用であることはすでに述べている通りです。冷戦が終結してから、核軍縮への動きが強まり、アメリカでも保管してあった大陸間弾道ミサイルの多くは、人工衛星打ち上げ用ロケットへと変貌を遂げていきました。前回紹介した「タイタンⅡミサイル・ロケット」も人工衛星や宇宙船を打ち上げるロケットへと改造されていきました。今日紹介するのは、タイタンⅡ 23Gです。 <基本データ> ・打ち上げ国:アメリカ ・初打ち上げ:1988年 ・最終打ち上げ:

目で見るロケット図鑑 制作日記

こんにちは。学問の海に溺れ、サークルの波に乗っていますshun吉です。最近はなかなかnoteを投稿できていませんが、やっぱり寝ても起きても「宇宙」なのです。今日は、私がnote上で制作している「目で見るロケット図鑑」の制作秘話を書いてみようと思います。 1.情報調べていて感じたのは、ロケットに関する情報は、他の宇宙の情報に比べると少ないということでした。ロケット の面白さを伝えるには、それが打ち上げた人工衛星や逸話についても触れたいのです。しかし、なかなか見つかりません。こ

バリエーションが多い タイタンⅢロケット

こんにちは。私はペンが大好きで、今までにたくさんのペンを買っては、やめと数多くの「浮気」をしてきました。一時期、私の中で流行したものに「カスタマイズペン」があります。これは、本体とインクが別々に売られており、自分でその組み合わせを選んで、世界に一つだけのペンにするという商品です。私のお勧めのカスタマイズペンは「ハイテックCコレト」。色も豊富でしたし、タッチペン(スマホには使えない)や棒状の消しゴムもあったので使いやすかったのを覚えています。 さて、少し話は遠回りしましたが、

アメリカ史上最大の破壊力を持つ タイタンⅡミサイル・ロケット 目で見るロケット図鑑

先日紹介したタイタンⅠミサイル・ロケットは、アトラスミサイル・ロケットよりも性能が大幅にアップし、即戦力が高まったと説明しました。今回は、さらに能力をアップさせ、敵からの攻撃を守ることができるようになったタイタンⅡミサイル・ロケットを紹介したいと思います。 <基本データ> ・打ち上げ国:アメリカ ・初打ち上げ:1962年 ・最終打ち上げ:1976年 ・全長:31m <歴史・特徴> タイタンⅡミサイル・ロケットは、主にソ連(ロシア)からの攻撃に対抗するために作られたミサイ

ミサイルとしての性能を向上させた タイタンⅠミサイル・ロケット

以前紹介したアトラスミサイル・ロケット。アトラスミサイルは、準備してから発車するまでに非常に長い時間を要してしまいます。そのため、引退し、代わりにタイタンミサイル・ロケットが使用されました。とは言っても、アトラスミサイル・ロケットとタイタンミサイル・ロケットは同時に開発が行われました。 <基本データ> ・打ち上げ国:アメリカ ・打ち上げ開始:1959年 ・打ち上げ終了:1965年 ・全長:31m <歴史・背景> タイタンⅠミサイルは、アメリカで開発された大陸間弾道ミサイ

アメリカの宇宙開発を支えた知られざるロケット タイタンミサイル・ロケット<summary>

2019年の暮れ、次のようなニュースが少しだけ話題になったのを覚えている方はいらっしゃるでしょうか? 最初は、アメリカのICBM(大陸間弾道ミサイル)「タイタン」がスペースワールドのバックヤードにあると掲載されていました。しかし、ロケットファンは、みな口を揃えて「あれはサターンIBだ」といいます。僕も調べてみましたが、どう考えても「サターン IB」の第一段なのです。。。。(うっすらと機体に書かれていた型番を調べました)。結局、タイタンロケットなのかサターンIBなのか結論はわ