ファンとは誰か?そして何を価値と感じるのか?
ファンとは誰か・何を価値と感じるのか?はとても重要な問いです。
近年、消費者・顧客とのエンゲージメント強化からブランディングにつなげるマーケティング手法として注目されているファンマーケティングがあります。
あなたは、ファンクラブやファンミーティングなど、ファンとは聞いて連想するのは、アーティストやアイドル、俳優、また特定のスポーツチームなどが好きで熱烈に応援する人といったイメージでしょうか?
ファンベースはファンを企業やブランド、商品が大切にしている価値を支持している人と定義されています。
ブランドや商品には、価格や性能・スペックといった機能価値、その商品にまつわる思い出、ブランドへの愛着といった情緒価値、企業やブランドの
社会課題へのコミットへの共感といった社会価値など、様々な価値があります。
ここで言うファンとは、そうした情緒価値や社会価値に対して真の価値を感じる人ということになります。
情緒価値や社会価値に対して真の価値を感じる人は、機能価値は他企業・ブランドに追随・模倣され、すぐに陳腐化します。
情緒価値や社会価値は簡単には真似できず、そのブランドのオリジナリティーを形成します。
そうした情緒価値や社会価値を大切にするファンが、企業やブランドを中長期に渡って支持し、企業と共創して商品やブランドの成長を支えていきます。そうした考えがファンマーケティングの基本的なスタンスとなります。
推しの力とパレートの法則が有効です。
さて、「推し活」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。
元々好きなアイドルやアニメ、アーティストなどを熱烈に応援するいわゆる
オタクのファン活動を指していました。
しかしながら、今ではエンタメ領域だけでなく、商品やブランドなど幅広い領域で自分の好みの人・モノ・コトを楽しみ、とことん追求、応援するという行動全般を示す意味合いで取り上げられることが多くなっています。
その国内市場規模は約6,000億円とも言われています。
推し活の特徴として、
推しの能力・技量、また性能・特長が好きなだけでなく、そのプロセスや世界観を愛しリスペクトしている
何度でも購入、リピートし、長くファンであり続けるファン仲間で話題や体験を共有し、強固なコミュニティーを形成している推しの魅力をSNSなどで自発的に発信、伝えている
などが挙げられると思いますが、これらはまさにファンマーケティングを構成する要素と重なり合うものです。
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