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夜明け前は一番暗い

長男の不登校期は、後付けで親の気持ちで表すと「行けなかった時期」と「行かなかった時期」に分けられます。

学校に行けなくなり始めてからしばらく、夫婦で自分たちを責め続けました。 育て方が間違っていた? 甘いのか?  それは怒りや悲しみのみならず、焦りや息子への申し訳なさに波及します。

そんなとき、この言葉はぐっときました。

夜明け前は一番暗い。

朝日がのぼり、うわぁっと明るくなるその直前、一瞬真っ黒になるときがあるようです。学生時代によく一夜漬けで徹夜して勉強して、勉強が嫌になって明け方の暗がりを散歩していたのを思い出しました。

暗黒というよりも濃厚な黒。それはもしかしたら明るくなる前の一瞬かもしれません。

ちょっと光がさしたとき、その瞬間はあとでとても大切な瞬間になります。
勘違いでもいい。「あ、光がさしたかも。」そんな時は絶対に誰にもきます。
そして、きっとそれは1回じゃなくてたくさんきます。
そんな瞬間をおさめておくのもいいですよ。

今もし暗黒な状態でもそれは「夜明け前だから一番暗い」だけ。目に映るものが明るくなるときは来ます。

確証や科学的根拠なんてありません。でも、「そう思っていた方がいいってこと。」これが夫婦で出した結論です。だって、

明けない夜はないから。

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