TR

高校生と中学生の息子がいる夫婦です。教育関連の仕事をしています。息子の不登校を経験、中学受験を経験しました。私立中学校を退学する経験もしました。子育てで感じたことを言葉にして届けたいという思いから始めました。すべての子供たちの可能性は美しいのです。

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高校生と中学生の息子がいる夫婦です。教育関連の仕事をしています。息子の不登校を経験、中学受験を経験しました。私立中学校を退学する経験もしました。子育てで感じたことを言葉にして届けたいという思いから始めました。すべての子供たちの可能性は美しいのです。

最近の記事

強さとは儚さとは

タイトルをみて、Coccoさんの曲「強く儚い者たち」が浮かんだ人はおそらく同世代です。 先日、お世話になった方の死の淵に出会ってきた記事。↓ これ以来、「弱さ」とは何だろう、強さとはどういうことなんだろう。そして、どちらの方が正解なのだろう。とやたら考えることになった。 そんな時に昔聴いた曲「強く儚い者たち」を思い出して、何度も繰り返し聴いていた。 「儚い」ひと(にんべん)に夢と書いて「はかない」。 この語源を調べてみた。 「はか」=一定量→つまり目当てやよりどころを指

    • 「弱さ」と「強さ」、そして「大丈夫」

      SNSに投稿した内容だけど、何度読み返しても故人への想いが止まらず、残しておきたいという勝手な思いから、この場に再度投稿することにする。 死の淵というものに出会ってきた。そして、その2日後、訃報を耳にすることになった。おそらく、考え方や生き様に賛否のある方であったと推察する。でも私は好きだった。よくしてもらった。 仲良くなったきっかけは居酒屋。 スマホの充電が無くなり困っていたので、コンビニまで行ってモバイルバッテリーと電池を買って渡した。それ以降、立場職場を超えて飲み

      • ハピナ(ネ)スについて考えてみた

        私たち家族はなんなんだろうとたまに思います。 皆適当だし、子どもたちなんて全然いうこときかないし、妻なんて怒るのやめちゃったし。 でもみんなそれぞれ楽しそうに生きているし。先行き不透明すぎる。 だから、もうただただ楽しく働くことにしていました。 妻が、今年に入って「ママをポケモンに例えたら何になる?」と息子たちに聞きました。 ちなみに私は冗談で「ルージュラ」って答えたら、笑いとるつもりだったのになぜかガチおこされてちょっと面倒なことになりました。 ※ルージュラ:エスパータイ

        • ゼロイチ

          短期留学シリーズin Hawaii 日本にいても学校に行かないなら、と日本を飛び出した海外。 不登校でも、海外にはたして行けるのか。成功か失敗も今はわからない。 いや、失敗はないと信じて。 1ヶ月間のハワイ滞在で感じたことを聞いて、まとめています。 今回はその2回目! 大人っぽいことを感じてしまった瞬間です。 そういえば、到着した日に泣きながら電話がかかってきた。 「(ホスト)マザー怖い!帰りたいよー!何言ってるかわからないよー!」 ※今更補足ですが、親の意思ではなく本人の

          「若い」という武器

          短期留学シリーズin Hawaii 日本にいても学校に行かないなら、と日本を飛び出した海外。 不登校でも、海外にはたして行けるのか。成功か失敗も今はわからない。 いや、失敗はないと信じて。 1ヶ月間のハワイ滞在で感じたことを聞いてまとめました。 今回はその1回目! 自分の強みを手に入れた瞬間です。 「14歳って、マジ武器!!」どうやら「14歳」は武器になるらしい。コロナ禍で渡航したため、mどこ歩いてても、しょっちゅう「How old are you?」って声かけられるんだよ

          「若い」という武器

          金継ぎ

          「割れた茶碗は元に戻らないのよ!!」もう10年以上の前の話。夫婦喧嘩で言われた一言。妻の中で崩れた私への信頼感。それは込み上げる怒りの感情とともに、言葉で突如自分に突き刺さった。 それは当時の自分にめずらしく響いた。いつもなら、あーいえばこーいうで言い返せたのにこの言葉ばかりは言い返せなかった。 ラブラブ新婚期を過ぎて、イケイケで仕事をしていた時期。配慮なんてかけらもなく一生懸命必死にそして最高に楽しく仕事をしていた。自分では家族のため、と思って働いていたつもりだった。

          金継ぎ

          子どもの"Color”

          歌手、向井太一さん。 「時の流れやそのときに感じたことを色(Color)の変化で表す」 これを物語るかのようにいつも歌で表現してくれているように感じます。 ・目、瞳を通して、得た経験が色として残っていく ・見たものによってその時の感情に響き心が染まり色づけられる ・未来に色付けをしていく ・過去の色も少しずつ色を変えていく ・変化し続けていく色は1色にきまらない   今回は向井太一さんの曲から好きな3曲を紹介します。息子の名前と共通部分があり、息子も大好きです。今回はこの息

          子どもの"Color”

          "親バカ”という最強の武器

          自分自身がまだ子供だった頃から、最近?今も?「親バカ」って割とマイナスイメージで使われているような気がします。 親バカ = 甘やかし、わがまま、過保護、マザコン・・・ 少なくとも私の学生時代はそんな感じでの言葉でした。このワードが元に事件が起きたり社会問題になったりすることもあったからなのでしょうか。 「愚息」みたいに、我が子を他人に紹介する時に「愚」をつける、みたいなのもありますね。なんて勿体無い。むしろ、親バカじゃダメなのでしょうか。いいと思うんだけどなぁ。親には子供の

          "親バカ”という最強の武器

          親離れ/子離れ

          息子が学校に行っていない時期、普段なかなか引き出せなかった、笑う息子の顔を、海の中で必死に撮り続けました。 親が勝手に絶望を感じていただけで、学校の外に出たらこんなに素敵な笑顔をするんだ、と感じたのを覚えています。 しょっぱく感じたのは海水なのか、目から溢れ出た涙なのかは分かりません。その写真をロゴにしてずっと使ってきました。 それから6年。久々に海に一緒に行った本人。私を待つこともなく海の中へ入って行きました。え、待ってくれないの?波の確認しないの? こんな形で感じる

          親離れ/子離れ

          誰も悪くない 誰のせいでもない

          以前、「原因はないかもしれない」を書きました。 いや、物事には必ず原因があるはずだ、それはただの逃げだ、そう思う人はいると思います。ただ、子育てや子供の成長過程では、その瞬間に解決したくてもできないこと、見守る必要がある場合ということがあります。 今回、それに併せて伝えたいのは、 「誰のせいでもない 誰も悪くない」 ということ。 ーーーー 息子が学校にいけなくなってしばらくして、まず最初にいきついた感情は 「うちの子は不登校なのか・・・(認めざるを得ない感情)」 「うち

          誰も悪くない 誰のせいでもない

          比較しないで生きられたら

          比較しないで生きられたら・・・なんどそう思ったかわかりません。自分の人生でも、子育てにおいても。比較しながら我が子を見てしまっていた時間を思い返すと、なんて申し訳ないことをしてしまったのかと悔やんでしまいます。でも、さまざまな事柄に比較材料、比較対象は存在します。うまく付き合いたいものです。 今回は、子育てにおける「比較」パターンを「あるあるな4パターンに分けてみました。自分が教育に関わることで感じてきた「あるある」として、細かく分けたらもっとあると思いますが今回は4パター

          比較しないで生きられたら

          誰か大丈夫だと言ってくれ

          実は不登校は解決ではなかったのです。 再発?継続だったのか?ともかく、再び行ったり行かなかったり、を繰り返す日々になりました。前回と違うのは、本人も家族も至って元気で明るいことです。 とはいえさて、そんな中で保護者会に行ってきました。 学校に近づくにつれ、なんだか息苦しくなります。グラウンド横を通る時、部活中の生徒たちの様子が目にはいってきました。頑張っている顔、楽しそうに談笑する姿・・・心が張り裂けそうになるとはこのことなのか、と実感。 校舎内に入り、ぐっと唾を飲み込み

          誰か大丈夫だと言ってくれ

          ダレトク?

          漢字で書くなら、「 誰得? 」 親子喧嘩になったとき、ついつい、親は子供に対してマウントを取りがちではないでしょうか。あの手、この手を使って親子喧嘩における「勝利」に持っていくことは可能だと思います。 不機嫌な素振り、口を聞かない、無視、わざと冷たい反応をする、 何かをぶら下げたり(これやらないと出かけないからね!) 条件提示しての有利な体制作り(勉強しないならスマホ没収するぞ…) 態度に出す(足音のボリューム、食器の音・・・) その過程では、行き過ぎた態度や、言動をと

          ダレトク?

          親のいないところで子は育つ

          以前、「出会う大人で子どもは変われる」という話をしました。 教員(教育関係)の子供はグレる、うまくいかない、不登校が多い・・・などという言葉を聞いたことがあります。結構間違っていないような気がする、と感じてしまいます。その根底は何なのか、を考えてみました。※筆者は夫婦で教育関係です。 多くの親は、子供に善悪を教えることがあります。それだけでなく、躾や自分の大切にしていること、時には思想を教えることもあるかもしれません。その中で、知らず知らずのうちに 親が自宅で、我が子の

          親のいないところで子は育つ

          Happy Wife, Happy Life

          あなたの好きな言葉を聞かれたら? これまで、たくさんの言葉に出会ってきたし、出会った言葉たちに助けられてるので選びきれません。かと言って、「座右の銘」といわれても困ってしまった自分。適当に生きすぎたようです。 今回とあることから、「好きな言葉」を紹介しなければならなくなりましたが、家にもポスターにして貼っているこの言葉にしました。 職場で近くの座席の方(人生の先輩)から教えてもらいました。 「奥さんが幸せならうまくいくのよ。」という説得力ある言葉とともに。 たしかにそ

          Happy Wife, Happy Life

          息子が中学受験で合格できたわけ#3

          以前、彼が中学受験で合格できたわけ#1、#2を書きました。 今回はその3回目、これにてラストです。 今回も科学的根拠はありません。もちろん教育的な観点もありません。 「自分に限界を作るな!」 部活の顧問がよく言ってそうなフレーズです。自分も使ったことあります。 お前はどうなんだ、って言い返されたら終わりです。 「限界突破!!」 この言葉は、昔からゲームでよく聞く気がします。限界突破かぁ、してみたいもんだ。したことがない、ってことはないだろうけど、限界突破する瞬間は再現

          息子が中学受験で合格できたわけ#3