自分なりの子育てに楽しく向き合って、笑顔で家族と過ごしてほしいから。
こんにちは。ninaru編集部の石川です。「ninaru」シリーズの各プロダクトの裏側や私たちの想いを発信するnoteをはじめました。
「ninaru」シリーズは、妊娠、出産、子育てに関わる人をサポートするプロダクトですが、今回はその中で、育児漫画・エッセイが読めるアプリ「ninaruポッケ」のコンテンツ方針について書きたいと思います。
ninaruポッケが届けたい「笑顔」という価値
ninaruポッケは「いつもあなたを笑顔に」をテーマにつくっているアプリです。私たちが届けたいことは、この言葉に凝縮されています。
ママの笑顔を増やしたい。
それは具体的にどういうことか? そもそもなぜninaruポッケをつくったのか。まずはそのことを書こうと思います。
ninaruポッケがリリースされたのは、2019年7月。主な想定ユーザーは、妊娠、出産、育児中のママです。
その時点で、「ninaru」シリーズのプロダクト群には、妊娠中のママのためのアプリ「ninaru」と、育児中のママのためのアプリ「ninaru baby」がありました。ninaruは出産予定日、ninaru babyは子どもの誕生日を入力していただくことで、毎日、その日のママや子どもの状態にあったメッセージや記事を配信しています。
ninaruとninaru babyでもっとも私たちが気をつけているのは、「正しい情報を届けて、ママを迷わせないこと」。だからとにかく正確性とわかりやすさに配慮したコンテンツ作りを行っていて、医師の監修記事なども多くあります。
ただ、私たちには「ninaruとninaru babyだけでは、ママに寄り添いきれないのではないか」という懸念がありました。
ninaruとninaru babyは、明確な課題、言い換えれば検索できる悩みを解決するアプリです。
妊娠中にどれくらいならカフェインを摂取していい?
赤ちゃんが38度の熱を出したらどう対処すればいい?
子どもにチョコレートをあげていいのはいつから?
このような疑問は、ninaruやninaru babyでほぼ解決できます。妊娠中や育児中の悩みや面倒を解決し、ママが笑顔になれない状態を少しでも減らすことが、ninaruとninaru babyの存在価値だと思っています。
ただ一方で、妊娠・出産・育児に関して、ママはもっともやもやした悩み、言い換えれば「検索できない悩み」も抱えています。
新生児期のお世話がつらい、ひとりになりたい。
産後、なぜか夫婦のコミュニケーションがギクシャクしてきた。
偏食だけど、食べてもらうために栄養バランスは諦めていいんだろうか。
育児書通りにやってるのに、なんで私はうまくいかないの?
こうした悩みの多くは、前述したような言語化しやすい課題より緊急度は低く、解消されないままの状態が続きがち。なかには、本人すら無意識的なストレスや不安の場合もあります。
私たちは、検索できない悩みや不安を解消するコンテンツを届けることで、ママの笑顔をもっと増やしたい。
それが、ninaruポッケをつくった理由です。
ママを笑顔にする2つのアプローチ
では具体的に、ninaruポッケではどのようなコンテンツを配信しているのか。ninaruポッケのコンテンツは、育児漫画・エッセイとお役立ち記事という大きく分けて2つに分類されます。
①育児漫画・エッセイ
ninaruポッケでは、現役のママパパたちに育児漫画・エッセイの連載をしてもらっています。
毎日の育児で思わず「かわいい♡」と思うことや、ここが大変!と思うこと、思わず笑ってしまったことなど、ママパパたちが「あるある!」と共感できるものをお届けしています。
妊娠・出産・育児は十人十色で、妊婦さんの体も、子どもの成長も個人差があるもの。だから、各家庭によって「悩み」の内容はばらばら。
「こんなに悩んでいるのは、もしかして自分だけ?」という思いは、孤独を深め、ストレスを増やしてしまいかねません。
私は独身で子供もいませんが、自分の家族のことを、周りの人に相談したことや悩みを赤裸々に語ったことはほとんどありません。だからどうしても家族に関する悩みで孤独になりがちなのは、すごくわかります。
だからninaruポッケでは、作者さんたちのリアルな育児の様子や悩みを漫画・エッセイという形で配信することで、「悩んでいたのは自分だけじゃなかったんだ。」「あーこれうちもあるある!」と共感し、そして、自分と同じ人がいると思うことで「安心」してもらいたいと考えています。
②お役立ち記事
もう1つの軸は、時短レシピや簡単にできる家事テク、ヨガなどのお役立ち記事です。
毎日の家事育児、そしてママ自身のこと。「もっとこうできたらいいのに」と、困っていることは山ほどあると思います。
忙しいから時間はかけられない、でも家族のため栄養のある料理を作りたい…
家をすっきりきれいにしたいけど、丁寧に片付けをする時間はない…
子供のことばかりで、なかなか自分のために時間を使えない…
このような悩みがあるとはいえ、毎日、仕事・家事・育児で忙しく、これらの課題を解決する暇もない、というママは多いのではないでしょうか。
なのでninaruポッケは、「知っていたらもっと毎日が楽しくなるようなアイデア」を届けることで、ママの笑顔を増やしたいと思っています。
私たちが絶対にやらないたった1つのこと
「いつもあなたを笑顔に」という方針のもと、ママの笑顔を増やすものはなんでもやる、としているninaruポッケですが、たった1つだけ、やらないと決めていることがあります。
それは「誰かを傷つけることは絶対にやらない」ということ。
これはメディアとして至極当然のことではありますが、私たちが最も気をつけていることです。
周りのいろいろな声に振り回され、ママが不満や愚痴をこぼしたくなることはあると思います。
でも、誰かを攻撃したり卑下したりする内容を、面白おかしくシェアすることは、決して誰も幸せにしてくれません。
私が新卒で「ninaru」シリーズをつくるエバーセンスに入社する前は、SNSやニュースの情報をみて「なんだか子育てって大変そう。ネガティブなことしかないじゃん」というのが正直なイメージでした。でも社内のパパママメンバーから話を聞いていると、妊娠・出産・育児には、大変なこと以上に、嬉しいことや楽しいことがたくさんあるんだなと感じます。
「ninaru」シリーズの根本にあるのは「家族を幸せにすることで、笑顔溢れる社会をつくる。」という想いです。できるだけ前向きでいてほしい、家族と過ごす時間が幸せなものであってほしい。妊娠・出産・育児を通して経験する嬉しいことや楽しいことを、大切にしてほしい。
だから私個人としても編集部としても、すべての読者が少しでも気持ちが前向きになるようなものをつくりたいと思って編集しています(でも読んでくれる方全員が同じ気持ちになるのは不可能なので、その塩梅はとても難しいです…)。
正解がないからこそ、ママの悩みに寄り添いたい
ユーザーのみなさんが1番ninaruポッケを使ってくださっているのは、夜の20時〜21時。子どもの寝かしつけ後の隙間時間にみてくださっていることがわかります。
仕事に、家事に、育児に、精一杯頑張った1日の終わり。ちょっと一息つきたいその貴重な時間を使ってくださっているのは、とてもありがたいことです。
忙しいママたちが、ninaruポッケに触れることで、ひとつでも笑顔を増やして欲しい。そう願って、私たちは日々コンテンツをつくっています。
ninaruポッケでは、いくつかのコンテンツにコメントフォームをつけているのですが、私の担当している連載に寄せられたコメントを読むと、「私も漫画の登場人物と同じことを感じて悩んでいました。自分だけじゃないとわかって救われました」というような言葉をよくいただきます。「周りに相談できず、ひとり孤独に悩んでいたんだろう」と感じる、ママたちのリアルな声もたくさん届きます。
読んでいると、いつも胸がきゅっと苦しくなって、ああ、もっとこの気持ちに寄り添いたいな、もっと笑っていて欲しいなと強く思います。
ninaruポッケのコンテンツを読んで、もやっとした悩みや不安が少しでも解消されて、ママの笑顔が増えてくれたらいいなと願っています。
きっとそれが、笑顔溢れる社会をつくることに繋がると、信じています。
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ninaruポッケのアプリは、こちらからダウンロードできます。気になった方は、ぜひチェックしていただけると嬉しいです。