週1出社も週5出社も。ご機嫌にいいものづくりができるオフィスを考える。
こんにちは。エバーセンスでコーポレートを担当している真辺です。
この1年でリモートワークが当たり前になり、オフィスのあり方も多様化してきているなぁと感じます。
エバーセンスは、というと、今のオフィスが来年の4月で契約終了。そのために、いろんな選択肢を考えていたのですが、つい先日良い移転先が見つかり、今年の夏に移転することが決定しました!
私たちにとって大切なのは、いいものづくりができること。
そして、私たち自身が幸せな働き方ができること。
そんな私たちがどんなことを考えてオフィスを選んだのか?今回はその背景をお伝えしていきたいと思います!
リモートワークの制度化
オフィスのことを考える上で、どんな働き方をしていきたいか、ということは切っても切り離せません。
こちらのnoteを書いたのも、もう半年前。ここから働き方を試行錯誤し、今エバーセンスでは、リモートワークを制度として導入しています。
どちらかに偏るのではなく、働き方はそれぞれだからどちらも選べる形にしたい、というのがエバーセンスの考え方。
もちろん、多くのメンバーがフル出社して仕事をしたい、ということであればそのような働き方を作っていきます。でも、リモートワークを試行錯誤しながらやってきた中で、各々がいいものづくりのために、出社とリモートの良さを使い分けることができるようになってきました。
先日実施した、社内の働き方アンケートではこのような結果に。
▲5段階評価で80%が4以上(ほぼ使い分けられている)と回答
今回の緊急事態宣言も大きな混乱なく、スムーズにいいものづくりに向かうことができているのは、各々が新しい働き方にチャレンジしてくれているからだなと改めて思っています。
移転先を決める上で聞いたこちらのアンケートでも、週2出社希望が一番多い結果となりました。
それなら、働き方の選択肢は多い方がいい。
今後も仕事の状況によって、出社とリモートを個人・チームが選択できる働き方を進めていきたいなぁと思います。そして、そんな働き方にあったオフィスの形を色々と考えていました。
オフィスに求めるものの変化
現在のオフィスは130坪の広さ。
移転した4年前からコロナ前までは、メンバー全員が出社して仕事をしていました。
対面での仕事を重視していたため、全員に固定席がある執務スペース、いろんな空間で自由に話せる打ち合わせスペース、人数の多い打ち合わせや来客で使用するオープンなルームなどがワンフロアに設計されています。
また、あちこちで会話が生まれやすいように余白をつくったり、みんなでランチが食べられるキッチン&ダイニングスペースをつくったり、コミュニケーションを活性化させる仕掛けが散りばめられていました。
広々としたつくりで全体を見渡せるこのオフィスは、エバーセンスのカルチャーがよく表れている空間だなぁと思います。社外の方もオフィスに来ていただくと、私たちの社風を肌で感じていただけるようで、よくお褒めの言葉をいただけたのは嬉しいことでした。
ただ残念ながら、今の働き方ではこのオフィスの広さも使い方もフィットしなくなってしまいました…。
全員が出社する日はなく、1日に出社する人数も10〜15人程度。緊急事態宣言が終わっても、20人程度までと予想しています。
このままではあまりにもオフィスが広すぎる…!
そしてオフィスは固定費として毎月発生しているので、そこも経営上無視できないポイント。稼働率が下がっている場所にお金を払い続けるなら、より良い事業に投資したいし、メンバーの給与に反映したい。
なによりも、いいものづくりができること。
そして、働き方の選択肢があること。
そのために、本当に必要なこと、手放していいことを改めて考えました。
こうしてエバーセンスらしいオフィスのあり方を考えている時に、移転先のオフィスと出会うことができたのです。
▲社長の牧野と内覧へ。窓がたくさんあって嬉しい。
広さは現在の約半分。
本当のところはもう少し小さくできるかな?と思っていたのですが、メンバーの出社日数や働き方に幅を持たせられるように、心配のない広さを確保しています。
ビル内に共有のラウンジとミーティングルームがあるのもポイントでした。すべて自分たちのオフィスに求めるのではなく、状況に応じて選べるというのがちょうど良さそうです。
週1出社から週5出社までいるので、全員同じように満足してもらうのは難しいかもしれないですが、いいものづくりがしたい、という思いは同じ。働き方の選択肢をあきらめず、いいものづくりに向かえる空間をメンバーとつくっていくのが楽しみです!
固定から変動へ。フリーアドレスの導入。
オフィス移転に向けて今実験しているのは、フリーアドレスです。実は今後のオフィスのあり方を考えて、移転先が決まる前から試験的にスタートしていました。
現在のオフィスは一人ひとりに固定席がありますが、週2出社だとすると、週3稼働していないことに。それなら席は開放していた方が、オフィスの必要面積が減り、固定費を減らすことができる。その分より良いものづくりに投資できます。
フリーアドレスは多くの企業がすでに導入し、目新しい施策ではありませんが、エバーセンスでははじめて。会社の近くに住んでいて毎日出社するメンバーや、モニターが特殊なメンバーなど、固定席のメンバーもいますが、基本的にはフリーアドレスとしました。
プロジェクトの開始時など、出社が増えて席が近い方が進みが早い場合もあるので、そこはプロジェクトエリアをつくるなど柔軟に対応していけたらいいなと思っています。
まだはじめて間もないですが、最初の壁は、自席の荷物を片付けるのが面倒という心理的ハードルでした…!
▲当たり前だけど、移転ほやほやのデスクは綺麗だった…!
現在は各々がデスクまわりを片付けてくれたことで、すっきりしたデスクで仕事ができます。個人的には、出社日は打ち合わせが入ったり、座席にいないタイミングも多々あるので、意外とデスク上の物っていらなかったんだなと実感しました…。固定席だとついついデスクのボックスファイルに書類を入れがちだったので、無駄な書類を貯めることもなくなりました。
他にも、どこがフリーアドレスなのかわかりづらい、誰が座っているのかわからないといった声があがっているので、一つひとつ試しながら改善していけたらいいなぁと思っています。
フリーアドレスをうまく運用されている企業さんがあれば、ぜひお話聞かせてください!
ここからいそがしくなるぞ…!
働き方を変化させていくことも大事なのですが、半分の広さのオフィスに移転ということで、かなりの断捨離をする必要がありそうです…!
今のオフィスが広々としていたおかげで、いくらでも収納できてしまい、この4年間で物量がかなり増えました。新しいオフィスで使えるものは大事に持っていきますが、そうでないものは新たな引取先を見つけたいなと思っています。(本当は居抜きで別の会社さんを探そうと思ったのですが、ビル側のルールでできず残念…)
移転については、また改めてnoteでご報告したいなと思います!
派手な施策はあまり打たないエバーセンスですが(笑)、これからも私たちなりのやり方で、少しずつ働き方をアップデートさせていけたらいいなぁと思っています。こちらのnoteでもできるだけ、その試行錯誤の様子をお伝えできたら嬉しいです!