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小さいけれど、大きな学び[2025/01/21]

以前、医療に従事している友人が何気なく言ったことが、とても印象に残っている。

「精神を病む人って、必ず視野狭窄になっている。」

これ、本当だと思う。私は、これまで精神面では医療にかかったことはないのだが、メンタル落ちてるな~とかって思うことは、ままある。体が先にダウンするのだけれど、後から振り返ると、大抵メンタルも大分おかしい状態になっていて、何とか持ちこたえているうちに体がダウンするパターンが多い。
去年の思わぬ落とし穴失恋だってそうだし、体を壊してほぼクビ状態で前の仕事を辞めたときも、はっきり言って倒れる直前のメンタルはズタボロだった。

そして、去年の夏から秋にかけて、いわゆる「婚活」をガリガリやっていたときは、誰かとの関係が深まれば深まるほど、悩みが大きくなった。

いま、新たに学び始めている中で、早速「なるほどな~」と思うことがある。

●誰もが、その人の育ってきた、背負ってきたバックグラウンドによって、
考え方や、価値観が異なっていること。そこに、正解や不正解はない。
だからこそ、相手の視点に立って、親身になって話を聞く必要がある。

書いてみたら、めちゃくちゃ当たり前のことじゃない?って思う。だけど、婚活を始めて、特に誰かとの関係性が深まりつつあると、自分が恐ろしく視野狭窄になっていたなと思った。どうしても、主観で物事を捉えたときに、そこから抜け出すのはたやすくなくて、相手の目線になるというのが、婚活最盛期には抜け落ちていたなーと感じる。

この考えを自分にしみ込ませることができれば、普段、職場の上司や同僚に言われて、「イラッ」としてしまう自分がいるときにも、俯瞰して物事を捉えられる気がする。(早速効果が出ている。)

●悩みとは、他者との関係性の中で発生するもの。

これに対して、「一人でいても、何故一人なのだろうと悩む」という意見を出した人があったが、そもそも全員が独身で生きていくという風に決まっている世界なのだとしたら、そんなこと考えさえもしないのではないだろうという投げかけがあった。
すなわち人は、「誰かと生きている人」と孤独な自分を比べたり、例えば、誰かから、「この人は一人で生きていて可哀そう」と思われたくないと思うから悩むのであって、やはり他者が存在するから悩みは発生するのだ。

コーチングを学んでいたときに味わった「視点をずらす」感覚を久しぶりに感じることができて、俯瞰の楽しさを思い出した。

小さくて当たり前なことかもしれないけれど、大きな学びだ。


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