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メンバーの才能を開花させる。SHEの急拡大を支える、EVeM流「ベンチャー組織の作り方」【SHE株式会社】

ミレニアル世代の女性向けキャリア支援サービスとして、唯一無二の価値を創造し続けるSHE株式会社。
誰もが憧れる新進気鋭の会社だが、事業の成長スピードが早かったことに加え、代表が若くして立ち上げた会社であることも相まって、社員数10〜20名でマネジメントの壁にぶつかっていた。そんなSHEが、EVeMプログラムを受講してどう変貌したのかーー?

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社員数20名、気心知れた「友達組織」からの脱却を。

ーー初めてEVeMを知ったのは、どんなきっかけでしたか。

noteの記事がきっかけで長村さんのことを知り、法人向けのプログラムがあると聞いてすぐに申し込みました。それまで、私自身はマネジメントについての研修を受けた経験もありませんでしたし、マネジメントについて学ぶ機会といわれれば大企業がやっている集合研修のイメージしかありませんでした。
ですから、ベンチャー起業におけるマネジメントに特化したプログラムがあると聞いて驚きました。さらに、プログラムの詳細を伺ってみて、会社の存在意義の定義の方法から、社員各人の細かなスキルセットの把握、その伸ばし方まで多岐にわたってプログラムが組まれており、強く興味を持ちました。もちろん、その後すぐにEVeMプログラムの受講を決めました。

ーープログラム受講当時、SHEの社員数は20名ほどでした。組織に課題は感じていましたか?

私自身、26歳と比較的若くしてこの会社を起業しましたので、人を見る・マネジメントをするという経験は一切なくここまでやって来ました。その影響もあり、弊社の場合は社員数20名程度の段階で、はやくも社内のそこかしこに組織の綻びや歪みが発生しはじめていた、というのが実際のところです。

社員数10名までは、気心の知れた「友達」とチームを運営してきたというイメージ。長く付き合ってきて、信頼できる友達の中でも特別に価値観の合う仲間を集めてきているのですから、事業のビジョンや会社ミッションへの理解も深く、細かな説明をしなくても会社の目指すものから施策の方針まで、めったにずれが生じることはありませんでした。

ところが、そこから社員数が20名…30名…と増えて、社員のリファラルで採用するなど、私を含めた経営陣が新しく入ってくる人とは知り合いでなくなってきて、だんだんとメンバー構成が私の目の届く範囲から遠のいていきました。
恥ずかしながら、当時は採用が会社経営においていかに重要かにも気づいておらず、 たった1回、1名の面接官との短時間の面接で採用を決めてしまうことがあったり、入社後のオンボーディングプログラムや育成目標も設定していないなど、 社員の採用/育成ともに課題がありました。

また、私たちが非常に大切にしてきた会社ビジョンへの共感と、スキルセットのバランスにも悩みました。理想どおりの、ビジョンに強く共感した上でスキルも充分、という方ばかりと出会えるとは限りませんので、ビジョン共感は強いが仕事のスキルを伸ばす必要がある人、スキルは充分だがビジョンへの共感が弱い人…様々な採用候補者がいる中、採用すべきか?その人の育成方法は?どこのチームに所属する?など、会社全体としてマネジメント経験が不足していた当時のSHEにとっては非常に難しい課題でした。

ーー実際に、EVeMのプログラムを受講されてみての感想を教えて下さい。

もう、一回目の動画から目から鱗!毎回のプログラムが示唆に富んでいて、最高の学びの場でした。

例えば、当時抱えていた課題のひとつとして、スキルが足りないメンバーの支援方法がわからず、私自身が個人的にフィードバックすることに時間を割いてしまっていましたが、EVeMのプログラムを学んだいま、冷静に振り返ってみると、フィードバックを受ける当人からするとかなり高圧的に感じたのではないかと思っています。
EVeMのプログラムに照らせば、「チャレンジゾーン」「パニックゾーン」の話です。知識や経験、スキルにあまりに差がある両者がマネジメントする側・される側となると、不適切なマネジメントになり、メンバー側がパニックに陥る。そうすると、自己肯定感も下がりますし、その人が本来保持している能力すら十分に発揮できないという非常にもったいない状況を作り出してしまったこともありました。

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自分は、良かれと思ってメンバーに対して細かくやり方や考え方を伝えて鼓舞しているつもりでした。しかし、EVeMのプログラムを受講してみて、自分のような経営層が現場メンバーに「ティーチング」を直接行うべきではないシーンがあるということを学びました。そこで、一気に社内の組織を「プロジェクト型組織」から「構造型組織」へ移行し、経営陣と現場メンバーの間にはミドルマネジメントを置くなど、適切な組織の形へ変化させていきました。

これまで一緒に働いてくれた方のなかには、自分のスキルを100%発揮できないまま、SHEを卒業という形を迎えてしまった方もいます。より早い段階でEVeMの「型」を知っていれば、もう少しいい形で各人の才能を引き出せたのではないかとも思っています。

社員数の急拡大も、EVeMの「型」で乗り切る。

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ーーこの半年で、SHEの社員数が劇的に増えましたね。

EVeMを受講したあとのタイミングで、コロナでオンライン受講の需要が増えたこともあるからか、事業も組織も大きくなりました。急拡大するタイミングで会社が中から崩れてしまうことも多いと聞くのですが、EVeMの「型」に沿って事前にマネジメントの方を知り、持続可能な組織の素地を固められていたので、規模が急拡大しても耐えられているのだと思います。

ーー膨大なプログラムですが、その中で最も印象に残った内容や言葉を教えて下さい。

「人は感情の生き物である」です。マネージャーは、会社の目標達成のために部下をコマのように使うのではなく、その人の成長や才能の開花を願って本気で支援することがベンチャーのマネージャーには必要なのだと痛感しました。
もちろん、同じような事を頭で考えてはいましたが、いま思えばその解像度はとても低かったといえます。

ーー最後に、これからEVeMのプログラムを開始する企業にアドバイスをお願いします。

当初、弊社ではCEOである私だけがEVeMを受講しましたが、プログラムを進めていくうちにそれだけでは組織全体を変える事はできないと感じました。そこで他の経営陣やミドルマネージャーにもEVeMを受講してもらい、マネジメント全員でプログラムの課題について話し合う機会などを積極的に設けました。このプログラムは、社長1人が学んで意味のあるものではありません。社内の複数人がEVeMプログラムを理解していることが重要なのです。

10人以上の会社で、これから組織を拡大を目指す企業は導入をおすすめします。
SHEのメンバーは成長意欲が高くEVeMの個人向けプログラムを自費で受けて自己研鑽に励んでいる社員もいますが、今後は会社標準の研修として導入し、すべてのマネジメントを目指す社員が受講できるように準備をすすめていく予定です。それくらい、価値のあるプログラムだと思います。

ーー福田様、ありがとうございました!

EVeM HERO INTERVIEW
インタビュイープロフィール

SHE株式会社 
代表取締役CEO/CCO 福田 恵里氏
大阪大学在学中、サンフランシスコ・韓国に留学。学生時代に初心者の女性向けのウェブデザイン講座を立ち上げ、300名以上が受講。2015年リクルートホールディングスに新卒入社し、ゼクシィやリクナビのアプリのUXデザインを担当。2017年4月、26歳の時に、ミレニアル女性向けのキャリア支援を行うSHE株式会社を設立。主要事業である「SHElikes」は累計受講者3万名を突破。2020年に同社代表取締役/CEOに就任。現在は一児の母。

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