見出し画像

チワワの僧帽弁閉鎖不全症

人間とペット達が穏やかで健やかなる日々を送るよう願っています˚✧₊

小型犬に多い僧帽弁閉鎖不全症
なんだか素人にはわかりにくいんですが

つまり、『心臓まわりの血流の不調』ですね。

オオカミからの小型化、何代にも渡る無茶苦茶なブリーディングによる弊害、先天性疾患として強い疑いがあるのは当然のこと、
若い頃は出ない高齢になって出る呼吸困難の発作は、体の経年劣化による虹の橋に近づいている現れ、自然現象だと思っております。

病気なら治る見込みがあるでしょうが、コレは治るモノではなくお付き合いしていく症状です。

小型犬自体が超不自然な動物なので、心臓や呼吸器に問題が出るのも理解できます。
犬は可愛くて可哀想な奇形のオオカミ。
生まれもってそもそも体が弱くて、不具合が出ても仕方ない生物なんです。
犬をこの世に生み出し売買するブリーダーの方々にしたら、その子の体の弱さ強さなんかは度外視です。
体の強い子に育て上げようと思ったら、想定外にコスパがかかりますし、商業動物は商品として最低コスパで管理されているのが世の常です。

心臓周りの血管をマンションの水道管と例えるとイメージしやすいかと思うのですが、新築のマンションの水道管と、古いマンションの水道管とでは、パイプの中の汚れ具合はどうしても致し方ないモノで、経年劣化でいずれは詰まったり漏れたりしてしまうのは自然の摂理かと思います。

『猛者必衰』

どんなに勢いのある者も、いつかは老いて衰えていく事を意味するこの言葉は誰にでも当てはまります。

願わくば、衰えいく可愛い愛犬を、
なるべく苦しませたくない。
ただ、それだけです。

突然、とても苦しそうな呼吸困難の発作を起こし、慌てて病院に連れて行く飼い主様の気持ち、痛いくらいによくわかります。

可愛いペットが呼吸困難で苦しそうにしながらゲホゲホ咳をして、涙を流し、泡を吹き、顔もむくんでベロまで紫色になる事態です。
もぅ、見ていられませんよね。

救急で病院へ行くと対処療法として酸素室に入れられ、心拍、血圧などが落ち着いてからの帰宅、お薬は、利尿剤と強心剤と血管拡張剤が処方されるでしょう。

重度の僧帽弁閉鎖不全症の強い末期症状が出ると、余命は治療をしても早い子で半月、平均では半年〜1年位だとゆう記事をとある動物病院のサイトで見ました。
突然のショックで現実を受け入れられず、暇を見つけては僧帽弁閉鎖不全症の事を調べる日々でした。
病院で治療しても余命がそれ位なら、何か別に他の方法を模索していました。

と、言うと、『それは虐待』だと思われるかもしれませんが、クスリのリスクを考えると、ある角度から見れば私は愛犬が気の毒なのです。
彼らは副作用の苦しみを訴える術がありません。
薬もゴハンに忍ばせられたら拒否しようがありません。
薬害は嘔吐、下痢などの胃腸に不具合が出て、肝臓に負担をかけ、それは日に日に蓄積し、内臓全体の機能を弱らせ、違う体調不良を誘発します。
発作時以外はそれなりに普通に元気にしてたはずなのに、薬漬けにすれば日に日に元気が無くなって、お散歩で運動する機会があっても体がえらくしんどいので、その犬の現在の持ってる本来のポテンシャルを発揮できません。
そうすると益々、犬も自信をなくして散歩に億劫になり、だんだん元気も無くなっていき、
あまり動かない寝たきりのような、なんか急に老化したように見えます。
そして、衰弱していきます。

それを自分が愛犬の末期として設定するのは、とても複雑な思いと葛藤があるのです。

もちろん犬は薬を飲みたがらないので、騙し騙しで愛犬のゴハンに薬を忍ばせる等の行為も、本心からやりたい事ではありません。

いつか、どこかでお世話になる時が来るのかもしれませんが、投薬をする事は私の中ではかなりの勇気と覚悟が要ります。
なんか言い方がおかしいのですが、治療しているはずなのに違う病気を迎える位の覚悟です。
どんどんと薬が増えていくループですね。

愛犬の様子を丁寧に観察しながら介護して3年、手作り食に変更し、また、手作り食にもたくさんの失敗と学びがありました。

『気圧と食事と運動』を基に、発作が出ないように体調コントロールをして、もし出たとしてもすぐに対処して沈静化しながらボチボチ付き合っています。

3年前に発作を経験して、
『もう、虹の橋を渡ってしまうかもしれない』って思っていた子が今では高気圧時であれば走っています。

今、生きてるいるのが信じられない。
神様に、ありがとう。と言いたいです。

人間とペット達が穏やかで健やかなる日々を送れますように˚✧₊


いいなと思ったら応援しよう!