ゼロの【140字小説】3連発!
デジタルアートセンターPlus広島の利用者・ゼロさんが制作した【140字小説】2連発です。一足早いバレンタインデーを、ユーモラスな140字小説でお楽しみください!
挿絵は同じくデジタルアートセンターPlus広島の利用者、
KHさんが制作したものです。
◇
一人ぼっちのベリー苦シミマス
「クリスマスの予定?」
そんなもの、決まっている。
……仕事だ、労働だ。
こんなこと(休み)サンタに頼んでも仕方ないよな……
だってお金が入ったら自分一人でクリスマス会をして寝るだけだもん。
一人でチキン食べて一人でシャンメリー飲んで!
恋人なんているはずのない、そんな一人寂しい、
クリスマスの夜を過ごしたのだった。
【完】
◇
働きたくない
「働きたくない」そう口にした頃には、
もう遅かった。
体と心はすでにボロボロ、
新品同様だったスーツは上司に引き裂かれたおかげで、
今ではすっかり破れてしまった。
それでも働かなくちゃいけないのだ……
家族を守るため……家計を…………。
そこで完全に意識を手放した。
目が覚めると知らない天井が見えた……。
【完】
◇
祝ってやる!
「末永く祝ってやる!」
なんだよ、結婚するならはやく言ってくれればいいのに、
とりあえず祝ってやろうぜ、
こうしてみれば、長い付き合いだったな。
どうぞ夫婦仲良く過ごしてくれ。
そして忘れるな、父は守ると、母はささえると、
結婚生活はそれを約束してからスタートするのだ。
永遠に発展しますように……。
【完】
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