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悪いことを8割引して生きていく

突然ですが、1万円をもらうのと 1万円をなくすの、どちらが印象に残りますか?

振れ幅は同じ一万円なんですが、印象に残る度合いは結構違いますよね。多分、なくす方を強く記憶する人の方が多いのではないかと思います。

人は「いいこと・ラッキーなこと・楽しかったこと」よりも「嫌なこと、アンラッキーなこと・辛かったこと」を強く記憶してしまう傾向があるそうです。大昔狩猟や農耕で生きていた時代の名残りと言われていて、例えばこんなケースがわかりやすいです。

あの森に入ったら美味しい果物がなっている木があるかも
あの森に入ったら凶暴な動物がいるかも

あの洞窟の奥はライオンの住処だった
あの洞窟の奥には綺麗な水が沸いていた

どちらをしっかり記憶したら生き延びる確率が上がるかといえば、危険な方、悪い方ですもんね。

この危機回避の感覚は今でも私たちの脳に根付いているそうです。現代では、より悪い方を想定しておかなくても命の危険はありません。でも、日常で起きた悪いことを必要以上に強く記憶したり、拡大しすぎてはいないでしょうか?

一万円無くせば当然ショックを受けるし、ふと出会った親切な人よりも、自分にひどい対応をした人の方が記憶に残ってしまうし、目標を立ててもできたことよりできなかったことに注目がいきます。

出典を忘れてしまったけれど、「悪いことはいいことの5倍強く印象に残る」という話も本で読んだことがあります。

それを知った時「いいこと」と「悪いこと」の待遇をもっとフェアにした方がいいなと思いました。悪いことが起きたら「8割引、8割引」と心の中で念じています。5倍強く受け取ってしまうなら、受け取った後でもいいので「実際は5分の1程度のできごとだ」と言い聞かせます。もし、まとめてやってこようものならバーゲンだと思ってボリュームディスカウントします。

そして、悪いことと同じくらい起きているかもしれない「いいこと」をちゃんと受け取って過ごしたいなと思うのでした。


今日の note はこちらの本を読んでの読書ログでもあります。興味深いし気持ちが楽になる知恵がつくので、興味がある方は是非手に取ってみてください。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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