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完璧主義を卒業してみた結果
note ネタを思いついたときにストックしていますが、結局いつも違うことを書いてしまいます。今日は、完璧主義な自分やめてみた話をなんとなく思い出したので書いています。
なぜ完璧がよかったのか
・こだわりがあるから
・納得するまでやりたいから
・完璧じゃないと恥ずかしいから
・完璧にやらないのは甘えてる気がするから
・細かいミスがあったら気になるから
・指摘されるのを避けたいから
私の中にはこういう気持ちがありました。高校でものすごくガチ(本気というよりガチ)の吹奏楽コンクールに出ていたことも影響があるかもしれません。とにかく人前に出すものは完璧に仕上げなければならん!と思っていて、社会にもそのまま出ました。
完璧主義の害
新人と呼んでもらえる間はそれで問題はなかったように思いますが、少し年次が上がったときに「あれ、私あの先輩みたいなスピードで仕事できるようになる…?」と思いました。なんだか自分の対応スピードが遅いように感じて。
いよいよ自分で答えを出せない仕事に気づいたとき、完璧主義は立ち行かなくなるんだと悟りました。なにしろ独力でできないので、完璧とかそういう以前の問題。
できないことであればあるほど早く公開したほうがみんなが幸せで、逆は公開が遅ければ遅いほど弊害が大きくなる。私ができたかどうかはどうでもよくて、会社員である以上チームとして対応できたかどうかが重要。そうわかっていても「できないって思われたくないよ〜〜〜」って思う無駄すぎるプライドは、完璧主義はもう習得してるんだからいつでも戻れるじゃないかと思ったらすぐ捨てられました。
一回捨てたらあまりいらなくなった
初回だけ勇気を出せばあとは何回やっても同じなので、完璧じゃないものをどんどん公開できるようになりました。そしていろんな発見をしました。
まず第一に、結果的に仕上がるのが超早くなりました。
周りの力を借りられるので当然といえば当然。でも、完璧を目指していた時には全然気づいていませんでした。「仕事が早い先輩(の個人の能力)にどうやったら追いつけるか?」という発想しかなかったので(もちろんその観点も大事だけど)目から鱗でした。
スピード以外にも、クオリティが上がる、手戻りが減る、効率のいいやり方を教えてもらえる、などなど巷でよく聞くメリットをめちゃくちゃ享受しました。これだけでもう完璧主義には戻れない。
完璧主義卒業、最大のメリット
さらに、個人的に一番ありがたく思ったのは「完璧にしなきゃ」っていう自分から自分への圧がなくなったこと、そして周りの人に完璧主義を求めなくなったことです。
自分が完璧を大事にしていると、どうしても完璧に仕上げない人が気になってしまう。気にしないように振る舞っているつもりでも、心のどこかで不満を感じている。それは周りにもなんとなく伝わっていただろうなと、今振り返ると思います。
そもそも、完璧だと思って仕上げたところで、未来の自分が見たら「なにこれ恥ずかしいんですけど!?」ってなるんですよきっと。自分が完璧にできると思っているのも、最早おこがましいのかもしれないし。
ていうかそもそも完璧ってなに?実在するの?とか思い始めたら、私の中の完璧主義は控え選手となりました。
ラフな状態で公開して周りに助けてもらうスタイルになると「いつものお返しをしたいのですが・・・」という気持ちがめちゃくちゃ出てきて、そういうタイミングはを見計らっている自分をちょっと好きになれたりも。
完璧主義になりたければいつでもなれる
このように完璧主義の卒業式は迎えましたが、多分根が職人気質なのでやってと言われればいくらでもやれる気がします。完璧にこだわっていたときよりもすごく自由な感覚なので今はこれが気に入っています、というお話でした。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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