自分の人生は自分が主役~バラ色の聖戦 The Future is in our Hands!~
去年配信でドラマ「ホリデイラブ」を観た。
夫の浮気を機に家庭が崩壊しかける、仲里依紗さん主演で松本まりか様が大ブレイクしたドラマだ。
あまりのドロドロさにハマってしまい夜中イッキ見してしまったのだが、こやまゆかり先生のマンガが原作ということでとにかくドラマチック。
今年放送していたドラマ「やんごとなき一族」もそういえばこやまゆかり先生原作だった。
あちらは松本若菜さんの松本劇場が話題だったけど残念ながら途中で脱落してしまった。。
先生のマンガで大人買いして読んだのがこの『バラ色の聖戦』
30歳で2人の子供を育てる専業主婦の真琴が夫の浮気をきっかけにモデルを目指す物語だ。
真琴の夫がまたとんでもないモラハラ夫。
妻である真琴を見下し、結婚間近の部下と浮気し挙句の果てに結婚式で仲人をやると言い出す。
しかも浮気がバレてからである。
もう人としてありえないが、真琴は夫の会社での立場の為に拒否はできない。
夫の稼ぎで食べているという気持ちもあるからだが、ここで真琴は偶然見かけたモデルの茜子に感化され「絶対キレイになってやる!」という反骨精神を見せる。
そうこなくっちゃ!
そうは言ってもその時は見違えるほどキレイになれたわけではなく、結婚式当日は浮気相手の新婦に見下され、夫は浮気相手への恋心を隠しきれない表情をする。
それを見てようやく真琴は気づくのだ。
自分の人生を脇役として生きていくのは嫌だと。
自分自身の人生を輝いて歩いていきたいと。
妻のプライドを胸に、浮気相手の新婦の手を引きながら背筋を伸ばし前を向いて歩く真琴。
その時の写真を撮った夫の部下からかけられた言葉が真琴に響く。
モデルになればいいのに
あなたは花嫁より視線を集めていた
あなた変わりますよ
そこから運命の歯車は回り始めた…
ここまでが1巻の第一話。
怒涛の展開である。
1巻の1話目でこれだから全20巻の間にどれだけ色々な事が起こるかは想像がつくと思う。
一気に引き込まれてあっという間に読み終わってしまった。
小学生の子供がいることからモデルとして活躍していく中でも周囲は勝手なことを言ってくる。
子供がかわいそう
旦那さんの面倒も見ないで
自分の事しか考えてないのかしら
でも、目指したいものを見つけたらどんな環境でも諦める必要はないと思った。
それこそ自分の人生。
悔いのないように生きていきたい。
映画『ホリデイ』でも、ケイト・ウィンスレット演じるアイリス(二股かけられてる都合の良い女)に休暇中に出会ったアーサーという脚本家の老紳士が言う
「君はどうして主役の女性じゃなくて親友の女性を演じているの」
そこでアイリスは気づく。
自分の人生なんだから自分が主役のはず。
この言葉は私にもものすごく刺さった。
恋愛では自分軸より相手軸になってしまうところがあり振り回されることが多い時だったから。
そして昨年。
仕事で今までで一番しんどかった時に『バラ色の聖戦』を読んでまたしても同じ言葉に出会った。
自分の人生を悔いのないものにする為に、誰かの悪意に負けたくないと思った。
そのおかげで悩みながらも少しずつ前に進み、1年前だったら考えもしなかったことをやろうとしている。
動いてみないと何も始まらない。
小さな一歩でも行動してみたら何かが変わるかも。