音楽家の旅行記 弘前・白神山地編 Part2 -デザート〜移動〜西目屋村〜宿-
デザート
迷った挙げ句、遅れることを覚悟して順番待ちを決行することに。3組待ちと言う割に15分程待ったのは喫茶室ということもあるのだろう。しばらくして大正浪漫的なメイドさんが案内をしてくれテラス席に移動。大正浪漫喫茶室という名の通り内部は大正時代に流行った日本式のヨーロッパスタイルだ。現地で見てきた身としては本場のものと比べると重厚感はなく少し軽い雰囲気を感じた。
アップルパイ
こちらでは弘前の様々な店の様々なスタイルのアップルパイがトッピングのオプションやドリンクとともに頂けるという、景観を差し引いたら以前紹介した宇都宮のドン・キホーテの来らっせの餃子のようなスタイルだ。(その時の記事はこちら)いくつかすでに売り切れのものもあったのだが、まず冷たいアップルパイと温かいアップルパイという文字を発見し、それならば温かいアップルパイに冷たいアイスをトッピングしてもらおうというアイディアが組み上がる。
そして注文したのが上記の一皿。猫型のクッキーが随分可愛く見えるものだ。アップルパイはパイが小気味好いサクサクザクザク軽いながらしっかり歯応えがあ理、軽いのにバターの風味がしっかり効いている。中身はクリームは入ってなくりんごのコンフォートのみでりんご推しのストロングスタイルだ。さて肝心のそのりんごだがやはり美味しい。やや酸味の強い味付けだがりんごのフルーティーな風味が強い。長野のりんごは重めだが青森のりんごは軽い。同じ食材でも地方によって味が全然違うというのは本当に面白い。ヨーロッパではチーズとかが顕著だが種類でいえば日本はヨーロッパとは違い単一国でありながら明らかに数が多い。りんごのウンチクが多くなったがアップルパイとしての完成度も高いように感じた。強いていえばそのお店のスタイル上本当の出来立ての温かいものを食べるのが難しいだろうというのが玉に瑕と言ったところなのだろうか。
バス
さて、少し前に戻ってアップルパイを待っているまでの間、次のバスに関して改めて調べを進める。そこで発見したのだが、わざわざ弘前駅まで戻らなくても近くに目的地の西目屋村までのバスが発着するということを知り時間の遅延解消が可能ということに気が付いた。ということでそのアップルパイも急足に間食し店を出る。バス停には10分前に着いたのでもう少しゆっくりすればよかったねと言いながら小雨の中バスを待つ。そして西目屋村役場行きのバスが到着。そこから1時間ほどバスに揺られ西目屋村に到着。バスの本数こそ1時間に1本以下であれどアクセスがあまりに良くて村に来たという感じがしない。弘前駅という街の中心から考えてもバス一本というのは東京23区から檜原村まで行くことを考えると利便が良すぎる。この感覚何かに似ているなと思ったら長野駅から戸隠までバス一本でいった感覚に似ている。(その時の記事はこちら)
西目屋村
もう既に雨がそこそこ降り出していたので宿に直行。受付でチェックインを済ませ部屋に行く。久々の個室であり和室だ。ああこれがホテルだなあ、いつ以来だろう、そんなことを思いながら早速お茶を入れて一服着く。
この手のパイを見ると関東民の私としては静岡のうなぎパイを彷彿としてしまうのだが、食べてみるとちゃんとりんごの味だ。見た目にピンクや白が入っていてかわいく思う。そんなこんなで一息ついた後、夕食までの時間は早速温泉に行くことに。東京では黒湯に慣れ親しんでいたがそれ以外の地で温泉に入ることは実は殆どなかったためどんな感じなのかワクワクしながら温泉浴場へ向かう。
次回に続く。