Etsuro Masuda

音楽家。チューリッヒ芸術大学大学院修了。メインは現代音楽の作曲、クラシックピアノ演奏、指揮。 趣味は旅行、食べること、料理をすること、現地の味を覚えて再現すること、良いものを探求すること。 人となかなか共有し得ない感想をダラダラ綴ってみます。

Etsuro Masuda

音楽家。チューリッヒ芸術大学大学院修了。メインは現代音楽の作曲、クラシックピアノ演奏、指揮。 趣味は旅行、食べること、料理をすること、現地の味を覚えて再現すること、良いものを探求すること。 人となかなか共有し得ない感想をダラダラ綴ってみます。

マガジン

  • 伊東・赤沢温泉旅行記

    2024年9月上旬の伊東・赤沢温泉日帰り旅行を記しました。

  • 伊勢・奈良旅行記

    2024年7月下旬の3泊4日伊勢・奈良旅行を記しました。

  • 弘前・白神山地旅行記

    2024年7月上旬の1泊2日弘前・白神山地旅行を記しました。

  • 作曲家の作曲論

  • ドイツ滞在録

    2018年5月-10月末までのドイツ滞在記録です。

最近の記事

音楽家の旅行記 伊東・赤沢温泉編 Part2 -伊豆高原〜赤沢温泉〜露天風呂〜湯上りビール-

バス乗車 さらに30分程待つとリムジンバスがやってきた。運転手に日帰り温泉と伝え運んでもらう。10分程だっただろうか。赤沢温泉郷敷地内にバスは入っていき赤沢日帰り温泉の建物の前で停車した。 日帰り温泉 館内に入り入場料を支払い受付を済ませ、まずはお土産コーナーが目に入ってくる。温泉まんじゅうやら干物やら酒やら色々あるがまずは温泉だ。エレベーターに乗り男湯の階にむかう。 到着し暖簾をくぐると大きな大きな脱衣所だ。ここではタオルは無料で貸し出しがあるようだ。衣類を脱ぎタオ

    • 音楽家の旅行記 伊東・赤沢温泉編 Part1 -出発〜伊東〜朝食-

      出発 まだまだ暑い9月の頭、今回も青春18きっぷを利用して電車旅だ。今回は温泉施設の開店の問題で始発に乗る必要はなく前回に比べると多少時間に余裕があるもののそれでも朝6時の出発だ。在来線で都心のJR乗り換えのある駅へ向かいそこから18きっぷ旅が始まる。前回の旅と同じく東海道線に乗り換え神奈川を経由しまずは熱海へ行く。熱海についた時もまだ8時半前後の時間帯のせいでお土産売り場も売店も空いておらず少し寂しい状態だ。熱海からは乗り換え伊東を目指す。 熱海で乗り換えると何やら特

      • 音楽家の旅行記 伊東・赤沢温泉編 Part0 -イントロダクション-

        経緯 さて、前回の旅で青春18切符の残りが2日分となり次の旅の可能性は日帰りを2回するか遠出1泊を1回するかとなったわけだが、そろそろと思った矢先体調をガッツリ崩したりそれが落ち着いたと思ったら今度は台風がやってくるわで旅行の計画がなかなか立てられず。長旅が続いたこともあり日帰りにしようと決まったものの、JRのみでいけるところだと街以外の自然の景観の観光地というのはアクセスが良くない場合が多くどうしようかとだいぶ旅行先には難儀をした。 そんな中一つアイディアが降ってきた

        • 音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part15 -浜松餃子〜道中〜コンクルージョン-

          浜松餃子 一時間炎天下で並んだ後の店内の過ごしやすい環境に安堵しながら餃子を待ち、ついに到着。 浜松餃子。宇都宮餃子と町おこしでメディアではバチバチと火花が散っているようだがはてさて、そのお味は。 宇都宮が白菜に対し浜松はキャベツが野菜のメインのようだ。故に味の丸みは少ない分甘味や旨味がガツンとくる。宇都宮が女性的なのに対してこちらは男性的な印象だ。にんにくはだいぶ抑えめか入っていないような気がしたが思いの外野菜感が強く全体的に味がしっかりしているのにしつこくなく食べや

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        • 伊東・赤沢温泉旅行記
          3本
        • 伊勢・奈良旅行記
          16本
        • 弘前・白神山地旅行記
          9本
        • 作曲家の作曲論
          2本
        • ドイツ滞在録
          11本
        • 逗子・葉山旅行記
          3本

        記事

          音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part14 -出発〜道中〜浜松で昼食-

          帰郷へ 夕食を終え宿に戻る。宿で宿泊客と談笑しシャワーを浴びて1日を終える。 翌朝7時を回る前に宿を出発し帰郷のため奈良駅へ歩いて目指す。奈良駅へ到着後目的の電車まで時間があったため駅構内のアンテナショップへ立ち寄りお土産を見繕う。宿で宿泊客に勧められたごろごろ水を買って飲んで見た。だいぶ時間が空いてしまい記憶が曖昧になっているが、透明感の高い、しかし輪郭と質量が比較的はっきりした味わいだったように思う。 道中 まずは奈良駅から京都駅へ。30分強ほどで京都駅に到着。京

          音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part14 -出発〜道中〜浜松で昼食-

          音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part13 -法隆寺その2〜お土産〜夕食-

          法隆寺〜続き さて、法隆寺には弥勒菩薩等有名な仏像や聖徳太子の肖像画など一度は社会の教科書で見たことがあるような国宝などが宝物館に収められていた。それらを眺めるに、奈良の人物の描写はやや丸みとふくよかさがあり優しい印象を受けた。この雰囲気は他の県の仏像などからは感じることができないものであり興味深く思ったのだった。よくよく考えれば奈良時代と平安時代もそれだけでもだいぶ時代の隔たりがあり、ましてや平安時代に関しては300年弱続いたわけでその中だけでも様々な様相の変化があった

          音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part13 -法隆寺その2〜お土産〜夕食-

          音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part12 -三輪そうめん〜法隆寺-

          三輪そうめん 運ばれてきた三輪そうめん。鯛出汁の暖かい入麺だ。三つ葉にネギなどの薬味、レンコンのソテーに笹かまぼこが入っておりいかにもさっぱりあっさりしたもののラインナップだ。まずはスープを一口。鯛出汁のあっさりしていながらもはっきり線のある味わい。おそらく昆布出汁と合わせているように思うのだがどうなのだろうか。鯛出汁は単体だとかなり線が細い味なのだがこのスープはかなり輪郭がはっきりしているように思ったので他の出汁と合わせているように考えた。そして今度は麺をすする。そうめ

          音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part12 -三輪そうめん〜法隆寺-

          音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part11 -柿の葉寿司〜餅つき〜昼食-

          柿の葉寿司 奈良公園周辺の散策を楽しんだ後再び街の市街地へ向かい歩き出す。昨日見逃した高速餅つきを見るためだ。高速餅つきは20年ほど前当時のテレビ番組で初めて見て以来一度生で見てみたいと思っていたものだ。ゆえに今回の滞在では外せないイベントの一つである。近鉄奈良駅周辺に到着したあたりで柿の葉寿司がバラで売っていることに気がつきサバ寿司を一つ買う。 柿の葉寿司は奈良県のご当地グルメであり、柿の葉には殺菌作用がありなおかつ酸味の効いた酢で日持ちさせられるように作られた江戸時

          音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part11 -柿の葉寿司〜餅つき〜昼食-

          音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part10 -奈良公園〜東大寺〜氷室神社-

          奈良公園〜東大寺 さて、鹿の猛追から逃れた後は奈良公園の中心部へ、せっかくだから東大寺を目指して歩くことに。その途中途中で我々がよく知っている温和なペコペコする鹿が圧倒的多数になる。もう噛まれるのはごめんだと慎重になりながら、そして持っている鹿せんべいがもうわずかなことからあげる相手を吟味する。少しかわいそうな気持ちにもなってくるが他にも観光客いっぱいいるからそっちからももらってくれと全員にあげられない罪悪感を振り切る。 そうこう歩いているうちに東大寺門前へ到着した。

          音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part10 -奈良公園〜東大寺〜氷室神社-

          音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part9 -夜の奈良公園〜朝散歩〜朝の奈良公園-

          夜の奈良公園 食後宿に戻って休憩を取る。しばし他のゲストと談笑する。今回のゲストハウスでは非常に珍しい経験をした。というのも私が宿泊した際日本人とだけの交流が、それも結構年配な方との交流があった。だいたいこういう素泊まりの宿に泊まる際は若い外国からの観光客との交流が主となりやすいのだが今回はその真逆で不思議な経験であった。翌日から一人若い外国人観光客が来ていたらしいが私との接点は一切なく本当に今までにない経験であった。 さて、このゲストハウスからは奈良公園が非常に近い。

          音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part9 -夜の奈良公園〜朝散歩〜朝の奈良公園-

          音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part8 -大神神社〜奈良〜夕食-

          三輪駅 桜井駅から一駅して三輪駅で下車する。この三輪という場所は三輪素麺で有名な地域であり、駅前の商店街の食堂や定食屋のメニューにはそうめんの文字が並んでいた。この三輪素麺は室町時代には宮廷料理として扱われたこともあるらしくかなり歴史は長いようだ。この時すでに15時を回っており夕食にしては早すぎるのでこの地の三輪素麺はパスしてそのまま大神神社へと向かう。線路を渡り、5分ほど歩くと参道入り口に到着する。 大神神社 どことなく参道の雰囲気は京都の下鴨神社に似ていてやや重め

          音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part8 -大神神社〜奈良〜夕食-

          音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part7 -昼食〜出発-

          昼食 さて、昼食はアワビを食べたいと思っていたのだ。三重で海鮮といったらやはり伊勢海老、アワビ、サザエといった素潜り漁の獲物だろう。伊勢海老はこの時期禁漁期間だったのであまり期待していなかったのだがメニューを見ると各食事に1500円で伊勢海老が追加できると書いてあったので思わず注文。旅の気分でついつい財布の紐が緩んでしまう。メインの方はアワビのせの海宝飯だ。所謂海鮮丼に近いが少し違うのでのちに説明する。お茶と三種の出汁が飲み放題なので待っている間に伊勢海老出汁をすする。や

          音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part7 -昼食〜出発-

          音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part6 -赤福氷〜散策〜生原酒-

          赤福氷 9時になりお目当の赤福氷を求め赤福の参道口店へ移動。店頭で赤福氷を注文し席へ移動。程なくして運ばれてくる。 夏季限定の赤福氷だ。赤福はお土産で何度かいただいたことがあるが赤福氷は今回初めてなので楽しみにしていた。そもそも赤福、関東だと入手が非常に困難である上赤福氷は更にその上を行く代物である故待ち遠しい一品だった。まずはほうじ茶を一口。京都とも金沢ともまた違うなんとも言えぬほうじ茶の味わい。枯れた感じでもないし、透明感があるという意味では金沢よりだが甘みは控えめ

          音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part6 -赤福氷〜散策〜生原酒-

          音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part5 -おかげ横丁〜内宮-

          おかげ横丁 猿田彦神社の参拝を終えそこからは徒歩で先を行くことに。しばらく歩くと伊勢神宮内宮の参道にぶつかり、そこをさらに入って赤福本店のあたりを脇道にそれると有名なおかげ横丁に入る。なお赤福本店は早朝から開店していたため早速夏季限定の赤福氷を食べようと試みたものの、赤福氷は内宮前の別店で9時以降からということで断念しおかげ横丁に突入した。 この手の横丁というか古い街並みというか、これまでの旅行記の範囲内だけでも至る所で見てきたが基本的には何処へ行っても同じ日本だけあっ

          音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part5 -おかげ横丁〜内宮-

          音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part4 -沢村栄治〜宿到着〜夕食-

          沢村栄治 ピアノを弾き終えた後宿を目指し再び歩き出すのだがそこで見つけたのはこの沢村栄治像だ。 沢村栄治は三重県宇治山田出身とは知らず、野球好きの私としてはこの偶然にびっくり仰天しながら思わずパシャり。沢村栄治は昭和初期の大投手でありその投球は実際に日米野球で対戦した当時のメジャーリーガーのベイブルースらの大絶賛を浴びた程の実力であり、また兵役で手榴弾を多投し肩を壊し、3度目の兵役で亡くなるという悲劇のヒーローでもある。現在でも年間実績に相応しい先発投手に送られる沢村賞

          音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part4 -沢村栄治〜宿到着〜夕食-

          音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part3 -伊勢市駅〜外宮〜地酒〜宇治山田駅-

          伊勢市駅 伊勢市駅に到着。雨はまだまだ降っているが取り敢えず外宮に向かう。参道を歩いていると雨音に混じってあちらからこちらから風鈴の音色がちりんと響いてくる。5分ほど歩くと外宮の入口に到着。 伊勢神宮外宮 鳥居に一礼しくぐりさらに奥へ進む。神社というのはただでさえ独特な空気感があるのだが大きなものになるとさらに固有の独特な雰囲気を感じる。ここ神宮外宮でも今までに感じたことのない空気感を味わった。男性的な雰囲気と言うには非常に温和な感覚だし、女性的と言うにはリーダーシッ

          音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part3 -伊勢市駅〜外宮〜地酒〜宇治山田駅-