マガジンのカバー画像

フランス

127
運営しているクリエイター

#砂糖

フランス、砂糖熱狂時代とラム酒菓子誕生秘話。

フランス、砂糖熱狂時代とラム酒菓子誕生秘話。

フランス、ロワール地方の主都ナントの銘菓「ガトー・ナンテ」を作りました。アーモンド主体の円形のラム風味の生地にこれまたラム酒をたっぷり効かせたグラサージュがほどこされたお菓子です。しっとりと柔らかく、お酒たっぷり。大好きな地方菓子の一つです!

これがなぜナントを代表するお菓子になったのか?
ナントはかつてボルドー、ルアーブルとともにフランスを代表する貿易港でした。16世紀以降、ヨーロッパの列強は

もっとみる
フランス料理は、何故砂糖を使わないのか?

フランス料理は、何故砂糖を使わないのか?

なぜフランス料理には砂糖は使われないのか?

その謎がこの雑誌で明かされていました。2012年発行とあるからその年、多分CDG空港で搭乗する前に買ったと思われる。
1900年のパリ万博の大宴会模様の写真だとか、近代フランス料理を築き上げた匠たちの歴史、そんな巨匠たちの礎となったリヨンのガストロノミーを導いたコルドンブルー母さんたちの話、中世の食事情、アントナン・カレーム物語、悲劇の料理人などなど、

もっとみる
ナポレオンとマーガリンコンクール

ナポレオンとマーガリンコンクール

19世紀、フランスの皇帝となったコルシカ出身のナポレオン1世とその甥3世は、現在の私たちの食生活にも生かされている3つの食品開発に携わったことでも知られている。それらは、甜菜で作る砂糖、殺菌された瓶詰食品、マーガリンである。

*砂糖:1806年、ナポレオンがイエナの戦いでヨーロッパ征服を果たすが、唯一残ったイギリスを屈服させるため、大陸封鎖令を発した。しかしこれが裏目に出てフランスは砂糖不足とな

もっとみる