『ああ、無情なる幻想世界でボクは生きる。』第3話【#創作大賞2024】【#漫画原作部門】
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《第3話 条件》
「弟子を途中で放り出せってのは無理な相談だ。スキルが育ってないってんなら、なおさらそんな無責任なことは出来ねぇし――しかも、顔を隠しっぱなしの怪しいヤツに弟子を丸投げしただなんて知られた日にゃ、俺までおまんま食いっぱぐれちまう」
「……もっともな指摘ね」
親方の言葉を聞いて、感心したようにつぶやくルルナリアさん。
テデンだけじゃなくて親方もボクを追い出したがっているのではないか――というボクらで勝手に立てた予想は大はずれ。
簡単