瑞乃えとら

note初心者なので至らないところがあると思いますが、気楽に読んでってください。 アイコンのイラスト/ノーコピーライトガール様

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『ああ、無情なる幻想世界でボクは生きる。』第1話【#創作大賞2024】【#漫画原作部門】

《第1話 無情で鮮烈な異世界転生》 ボクの名前はグリン・ビートウッド。 前世の知識を持っている、いわゆる転生者だ。 物語で例えるなら、完璧な主人公ポジション。 そんなボクが今何をしているのかというと――、 「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……」 「次はコッチの木だな」 「あ、はい……」 絶賛、木こり作業中だった。 指示を終えた親方が遠くへ行ったのを見て、その場にへたり込む。 「はぁ……。まじで終わってる……」 この世界では、十歳から職業訓練期間が始まる。 自分の所持ス

    • 『ああ、無情なる幻想世界でボクは生きる。』第3話【#創作大賞2024】【#漫画原作部門】

      ▷第1話はこちら◁ 《第3話 条件》 「弟子を途中で放り出せってのは無理な相談だ。スキルが育ってないってんなら、なおさらそんな無責任なことは出来ねぇし――しかも、顔を隠しっぱなしの怪しいヤツに弟子を丸投げしただなんて知られた日にゃ、俺までおまんま食いっぱぐれちまう」 「……もっともな指摘ね」 親方の言葉を聞いて、感心したようにつぶやくルルナリアさん。 テデンだけじゃなくて親方もボクを追い出したがっているのではないか――というボクらで勝手に立てた予想は大はずれ。 簡単

      • 『ああ、無情なる幻想世界でボクは生きる。』第2話【#創作大賞2024】【#漫画原作部門】

        ▷第1話はこちら◁ 《第2話 エルフ》 「――大自然の中では弱者は死に方すら選べないってこと、身に沁みて分かったかしら?」 「……え? は? ナビ?」 声はナビだ。でも見た目は完全なエルフ。 「もしかして、ピンチなボクを助けるためにスキルが美少女化したんじゃ――」 「そんなわけないでしょ。アナタ頭おかしいの?」 「おおっ! いつものナビだ」 「もうナビじゃないって言ってるじゃない……。アナタのスキルでもないし――っていうか、私の話聞いてる?」 「オークをあんな

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