見出し画像

日記 【Lifestyle Creep】

こんばんは。今日も良い天気でしたね!

Lifestyle Creepとは何か?収入が増えるに連れ生活費も上がっていく現象の事だ。私も、年収が上がるに連れて住む場所にかけるお金も上がった。ちょっと良い家具を買ったり、家電にお金をかけたり、定期的にネイルサロンに通う様になったり、外食も増えた。会社を辞める前は。

私の兄と兄嫁はバブル世代で、Lifestyle Creepの典型だ。収入が増えても支出もどんどん増えていった。住む住所やマンションか戸建てかとか、どんな車に乗っているか、子供をどんな学校に通わせているか等、全てが人との競争の様に生活費を増やし、それでも満足もしていない。お金が無いといつも言っている。

私が以前働いていた会社でも、Lifestyle Creepは顕著に見て取れた。例えば、私の元同僚はやはりバブル世代で高級取りだったが、お洒落な街のマンションに住んでいた。その後、40代後半で35年のフル住宅ローンを組んでカスタム設計の一軒家を建てた。ローン完済は80歳過ぎだ。その後彼は人員整理で解雇されてしまい、貯金が無くて次の仕事が見つかるまでかなり大変そうだった。

20代の時から働き始め、私より6歳若くても出世していた男性は管理職で目が飛び出るようなお給料を貰う様になった。彼も暮らしが変わって行った。子供2人に日本で最高の教育を与え、普通の車からレクサスに買い替え、今は行けないが毎年家族でハワイ、高級住宅街に1軒家を持つなど一般的に成功者と言われる生活をしていた。外食や飲みも増えていった。

そんなお金持ちでも、私が辞める寸前には「まだあと10年は辞められない」と言っていた。その3年前には「あと5年は辞められない」と言っていたので、辞める日は逆に遠くなっている。

他にも、それまでマンションに住んでいたのに一昨年40代半ばで生活をアップグレードして高級住宅街に家族と住む戸建てを30年のローンを組んで買った男性が居た。貯金で半分払って10年ローンだったら素晴らしいのだが。他人事だが、今の時代にこれから30年も雇用が続くと思うのかな、と心の中でかなり心配してしまった。

子供をインターナショナル・スクールに通わしている人も結構居て、いくら私よりお給料が多いと言っても累進課税の日本だ。そんなにお金が余るとは思えない。しかし、周りでそれが当たり前だと、見栄や建前なのか、自分もそうするのが当然だと思いがちなのが人間だ。そしてLifestyle Creepにはまっていき経済的自由から遠のく。

私は今自分の労働の収入が無いのと周りの友人と生活水準を合わせなくてはという気持ちも無いのでこの心配は無い。皆様も歳を重ねるに連れお給料が増えていっても、Lifestyle Creepの罠にお気を付けて。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?