実は糖質制限をすると、デメリットが・・・
最近は、糖質制限の危険性やデメリットも取りざたされている。
まず糖質制限をすると、脂肪だけでなく、筋肉の量まで減ってしまう。
成人には、本当は1日170gの糖質が必要だと言われている。
糖質を1日130g以下に制限してしまうと、体は脂肪やタンパク質を構成しているアミノ酸を糖に作り替え、エネルギーにしようとする。
その結果、筋肉量が減ってしまう。
若い人、過度の肥満に悩んでいる人ならまだいいが、高齢者は避けたい。
また、糖質制限を行った結果、かえって体を壊してしまったり、病気になってしまったるする人もいる。
糖質制限においては、カロリーは脂質やタンパク質などによって摂ることになり、基本的には糖質以外は何を食べてもいいとされている。
そのため、人によっては、糖質さえ食べなければいいとばかりに、肉類や油を使った料理を食べ過ぎてしまう人がいる。
すると、今度は血管に悪玉コレステロールなどの脂質がたまり、それによって血管が狭くなり、脳梗塞や心筋梗塞が起こるおそれがある。
なお糖質制限は、アメリカの糖尿病学会では治療法として認められているが、日本の糖尿病学会では認められていない。