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Weekly HRTech(23/03/26~23/04/01)

今週チェックしておきたいマストワン

【業界初】面接最適化クラウド『batonn』、「ChatGPT」のAIを活用した面接内容の要約機能をリリース

株式会社リブセンスは、3月29日(水)、面接最適化クラウド『batonn(バトン)』に、オンライン面接サービスとして初めて、OpenAIのChatGPTなどで使用されているAIであるGPT-3.5-turboを活用した面接内容の要約機能の提供を開始しました。

ChatGPTのAI活用により、ピックアップした面接中の重要な会話を要約できます。これにより、人事担当者や次の面接の担当者が、忙しい中でも時間をかけず、従来よりさらに「手軽に」面接中の重要な会話を確認することができるようになりました。面接全部を記録した動画や文字情報だけでは難しかった「短時間での要点の把握」や「次の面接でより深く確認したいポイントの優先順位付け」などが行いやすくなることを期待しています。

元LINEのPeople Partner室の青田さんも紹介されてますが、面接の不として、担当者間の面接内容の引き継ぎやブラックボックス化があり、それを大幅に解消してオープン化・効率化することができそうですね〜!

今週はHRBrain社のチャットボットもchatGPTを活用した製品のリリースを出しており、chatGPTを用いたHRデータの活用や業務効率化がどんどん進み出しています。この波は乗らねばですね



今週のHRTechニュースまとめ

2023年3月26日から4月1日にかけて発表された国内HR Tech関連のニュースは14件、内訳は以下の通りです。

①サービスのローンチ・新機能 5件
②業務提携 2件
➂資金調達・M&A・上場 2件
➃調査 2件
➄その他 1件

①サービスのローンチ・新機能 5件

【業界初】面接最適化クラウド『batonn』、「ChatGPT」のAIを活用した面接内容の要約機能をリリース

株式会社リブセンスは、3月29日(水)、面接最適化クラウド『batonn(バトン)』に、オンライン面接サービスとして初めて、OpenAIのChatGPTなどで使用されているAIであるGPT-3.5-turboを活用した面接内容の要約機能の提供を開始しました。

ChatGPTのAI活用により、ピックアップした面接中の重要な会話を要約できます。これにより、人事担当者や次の面接の担当者が、忙しい中でも時間をかけず、従来よりさらに「手軽に」面接中の重要な会話を確認することができるようになりました。面接全部を記録した動画や文字情報だけでは難しかった「短時間での要点の把握」や「次の面接でより深く確認したいポイントの優先順位付け」などが行いやすくなることを期待しています。


HRBrainのAIチャットボット、OpenAIのChatGPT API活用により設定工数を大幅削減

株式会社HRBrainが提供する社内向けAIチャットボットシステム「HRBrain AIチャットボット」は、OpenAIが開発した自然言語技術処理モデルであるChatGPT API(gpt-3.5-turbo)を活用した機能を4月にリリース予定です。

これまでは、デフォルトで登録されているQAパターン以外に、自社特有の問い合わせなど新規のQAを登録をする場合、平均約10個の質問パターンを手作業で入力する必要がありました。
今回の連携により、登録済みの回答内容をもとにワンクリックで複数の質問パターンを自動生成することが可能になります。これにより、ユーザー自身で質問サンプルを作成する必要がなくなり、大幅な業務効率化を実現します


Tech Fun、AIによる要員配置(アサイン)でプロジェクトを成功へ導く自社Webサービス 「HR Luck」 をリリース

3月30日、Tech Fun株式会社は、新たな自社Webサービスである、AIによる最適な要員配置を実現する「HR Luck」 をリリースしました。

「HR Luck」ではAIによるプロジェクトのポジションと人材のスキルのマッチングをシミュレーションできるとのこと。主要機能は以下の通り
・プロジェクト要員計画
・アサインシミュレーション
・プロジェクトの成功率測定


人的資本経営の頼れる味方 「ワークエンゲージメントと従業員エンゲージメントを科学的に測定」

企業のパフォーマンスマネジメント変革を支援する株式会社アジャイルHRは、国内最大手のマーケティングリサーチ企業である株式会社インテージと共同開発した『A&Iエンゲージメント標準調査』の販売を開始しました。


HRBrain、行政手続きをオンラインで完結できる電子政府 APIを利用した「電子申請機能」をリリース

株式会社HRBrainが提供する「HRBrain 労務管理」の機能として、行政手続きをオンラインで完結できる、「電子申請機能」をリリースしました。



②業務提携 2件

タレントマネジメントシステム「HRBrain」とパナソニックの長時間労働抑止システム「Chronowis」が連携、労務管理の業務効率化を促進

株式会社HRBrainが提供するタレントマネジメントシステム「HRBrain」はパナソニック ソリューションテクノロジー株式会社が提供する長時間労働抑止システム「Chronowis(クロノウィズ)」と2023年3月よりシステム連携を開始しました。

「HRBrain」に登録されている従業員情報を「Chronowis」に取り込むことが可能になったため、従業員情報の二重管理が不要になり、人事・労務担当者による入力ミスや登録の手間を削減します。この連携により「Chronowis」のアカウント発行・削除にかかる業務負荷が軽減され、より効率的な労務管理が可能になりました。


採用管理システムsonar ATS、リファレンスチェックサービス「MiKiWaMe Point」とのデータ連携が決定

採用のプラットフォーム「sonar HRテクノロジー」を展開するThinkings株式会社は、「採用管理システムsonar ATS」と株式会社HRRTが提供するリファレンスチェックサービス「MiKiWaMe Point」(ミキワメポイント)との連携を開始します。これにより、「MiKiWaMe Point」で行ったリファレンスチェックの結果を「sonar ATS」上で確認・管理できるようになります。



③資金調達・M&A・上場 2件

クラウドワークス、シューマツワーカーの株式の過半数を取得、連結子会社化

オンライン人材マッチングプラットフォームを開発・運営する株式会社クラウドワークスは、2023年3月28日開催の取締役会において、株式会社シューマツワーカーの発行済株式の過半数を取得することにより連結子会社化し、同時に第三者割当増資を引き受けることについて決議しました。

シューマツワーカーが保有するハイスキルIT人材4.1万人規模の副業ワーカーDBとクラウドワークスが注力する副業領域のクライアントとのマッチングを促進することがねらいのようです。経営にも積極的に入り込み、クライアントDB活用と生産性の工場により、早期黒字化を目指す方針。


高校新卒採用市場の変革を目指すエントリ、資金調達を実施

高校新卒採用市場の変革を目指すENTLI株式会社は、おおさか社会課題解決2号ファンドおよび既存投資家であるQXLVを引受先とする第三者割当増資による資金調達をしました。

現状、高校生の就職活動に関する特有の慣習は60年間変わっておらず、「学校斡旋」という仕組みの下、企業と生徒は直接接触せず、先生が間に入って調整を行い、生徒は一部エリアを除き複数社への併願をしない「一人一社制」を基本とします。

同社は、紙の求人票が企業から届く7月に、求人情報をデータ化し生徒へ閲覧可能にする「entli for School」を2022年より関西圏を中心に15都道府県の高等学校へ提供開始。学校側に届く紙の求人票をスキャンしてインポートするだけで、スマホから求人情報が見れるサービスにすることで、先生の求人票処理業務負荷を軽減し、生徒の企業探求の利便性向上に貢献した。

今年の4月には、企業向けに求人票が生徒にどれくらい閲覧されているかを可視化出来る「entli for HRbiz」を提供予定です。求人票をデータで学校へ送付する機能の他、採用サイトや求人票には載せきれない情報を記載した資料も閲覧できるようにすることで、必要な情報を先生、そして生徒に届けることを可能にします。



➃調査 2件

ミドル2300人に聞いた「転職の家族ブロック」―『ミドルの転職』ユーザーアンケート

エン・ジャパン株式会社が運営するミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』上で、サイトを利用している35歳以上のユーザーを対象に「転職の家族ブロック」についてアンケートを行い、2,342名から回答を得ました。

家族に転職を反対された理由

・家族に転職を反対された経験がある方は33%。2018年から13pt減少
・反対された方のうち、半数が内定辞退の経験あり。
・転職を反対した家族は「妻」。嫁ブロックが66%で最多。反対された理由の第1位は「転職自体に良くない印象がある」。
・転職を応援してもうために実施しておくべきこと、トップは「家庭内で常日頃から仕事の話をする」


中途採用担当者88.2%が「直近1年で採用難度が高まった」と回答 ビズリーチ会員86.6%が「スカウトをきっかけに転職意欲が高まった経験あり」

株式会社ビズリーチが運営する、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」は、コロナ禍以降に即戦力人材の採用を積極的に実施する企業の増加を受け、その実態と効果的な採用活動を解析することを目的に、企業の中途採用担当者とビズリーチ会員を対象に中途採用に関するアンケートを実施しました。

・採用担当者の88.2%が直近1年で即戦力人材の採用難度は高まったと実感
・スカウトを受け取った経験のあるビジネスパーソンのうち86.6%がスカウトを受け取ったことをきっかけに、その企業への興味・関心や転職意欲が高まった経験がある
・「スカウトを送信する候補者の選定」をしている事業部門はまだ5割程度



➄その他 1件

マンダム、ジョブ型の新人事制度を2023年4月1日より運用開始

株式会社マンダムは昨年8月、グループの価値創出に向け変革・挑戦できる組織と人財の創造を目的とした「ジョブ×キャリア自律を起点とした人事の仕組み改革(Mandom HR Transformation、以下MHRX)」に着手しました。そして2023年4月1日より、その一環として等級・評価・報酬制度などを全面的に刷新した新人事制度の運用を開始します



さいごに

今週のWeekly HRTechは以上となります!
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