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Weekly HRTech(23/04/02~23/04/08)

今週チェックしておきたいマストワン

未来予測2040 労働供給制約社会がやってくる

リクルートワークス研究所は、日本が今後直面する「労働供給制約」の実態についてシミュレーションをおこない、今後起こる私たちの生活への影響を明らかにするとともに、労働供給制約の時代でも持続可能で豊かな社会を作るための解決策をとりまとめた「未来予測2040」を発表した。

本レポートでは、2040年には計1,100万人の労働供給不足が発生するというシミュレーションをもとに、産業別 / 地域別の変化、機械化や自動化、シニアの活動や副業などの労働供給のあり方を解説している。

本レポートの特徴は、データはもちろん、インフォグラフィックやエッセイをふんだんに使用し、深刻な未来とその課題をイメージしやすく落とし込んでいる点で、非常に読みやすい。

東京からは労働供給制約の実態は見えない」「ベテラン・シニアが大量の残業をして仕事をこなす大企業」などのパンチラインも多く、『はたらく』に関する日本の未来と課題(=ビジネスチャンス)を理解するのにうってつけのレポートなのでまだ見ていない方は必見。



今週のHRTechニュースまとめ

2023年4月2日から4月8日にかけて発表された国内HR Tech関連のニュースは10件、内訳は以下の通りです。

①サービスのローンチ・新機能 7件
②業務提携 1件
➂資金調達・M&A・上場 0件
➃調査 2件
➄その他 0件

①サービスのローンチ・新機能 7件

AI(人工知能)を活用して候補者とのマッチング精度向上と選考業務を効率化採用管理システムsonar ATS、採用DXソリューション「sonar AI」を公開

組織づくりのプラットフォーム「sonar HRテクノロジー」を展開するThinkings株式会社は、AIを活用してエントリーシート選考等の判断を支援する採用DXソリューション「sonar AI」を公開しました。

「sonar AI」では、株式会社エクサウィザーズが運営するAI予測分析ツール「exaBase 予測・分析」と連携し、エントリーシートなど選考の判断を支援する。「sonar ATS」に蓄積された自社のこれまでの採用データを元に、新たな候補者の中から合格の可能性が高い候補者を自動的に予測する。


ChatGPTを活用した新機能 第2弾管理職育成サービス ストレッチクラウドにて「AI成長支援アドバイザー」β版をリリース

株式会社リンクアンドモチベーションは、最新チャットAIを活用した、個人成長支援機能「AI成長支援アドバイザー(β)」をリリースした。

AI成長支援アドバイザー(β)は、管理職に対する周囲からの期待度と、満足度の診断結果に応じた改善方針をリコメンドする機能です。診断結果をもとに質問を投げかけると、AIが成長課題やアクションプラン案、実行における注意点について的確にアドバイスします。


毎月の振込みがラクになる給与支払サービス『Airワーク 給与支払』本日より提供開始 子会社が賃金のデジタル払いの指定事業者にも申請

株式会社リクルートは、毎月の振り込みがラクになる給与支払サービス『Airワーク 給与支払』の提供を開始します。『Airワーク 給与支払』は毎月の給与振り込みを代行するサービスで、サービスに登録した従業員に対し、給与振り込みを一括で行うことができます。

また、賃金のデジタル払いを認める2023年4月1日付の省令改正に伴い、リクルートと株式会社三菱UFJ銀行が共同出資する子会社の株式会社リクルートMUFGビジネス(以下RMB)は、賃金支払いを手がける資金移動業者として指定を受けるため、厚生労働省に申請しました。事業者として指定されれば『Airワーク 給与支払』で働いた分の給与を先に受け取る際の受取先として、RMBが提供する決済ブランド『COIN+』を設定できるようになります。


圧倒的な採用コスト削減ができる採用サービス「CAREEBLE」をリリース

オープラン株式会社は、中小企業、ベンチャー企業向けの人材採用サービス「CAREEBLE」をリリースする。人材採用にかかる成功報酬等、実際に求人掲載をする以外にも発生するコストの削減はもちろん、最短2日で面接も行えるという他社にはない圧倒的な採用スピードも実現。
書類選考に係る時間は企業側の要望と求職者からの要望をマッチングさせるシステムを導入し削減。採用コストは、1面接に対し1チケットを消費するという完全明瞭会計を行い、面接単価4,400円(税込)という圧倒的コストパフォーマンスを実現した。


【人事向け】リテンション、離職課題をテクノロジーで解決に導くSaaS『HR pentest』をリリース

AME&Company株式会社は、人事担当者が組織課題を把握し、効果のあるリテンション施策を迷わず実行できるSaaS『HR pentest』をリリースした。自然言語解析などの最先端のテクノロジーを武器に、プロダクトが提供する"テクノロジーで標準化されたリテンションマネジメントアプローチ”を通じて、経営ビジョン・ミッションの実現に必要不可欠な人材の確保を支援する。


Offers MGR(オファーズマネージャー)、Four Keys分析機能をリリース

株式会社overflowは、開発組織の生産性を最大化するサービス「Offers MGR」にて「Four Keys分析機能」をリリースした。本機能によって、Offers MGRにより抽出されたアクティビティデータを開発組織の生産性を可視化する指標「Four Keys」を用いて計測・分析することが可能となる。


hitocolor、1日5分のテストで知識を定着させる社員教育サービス「kokoroe」をリリース

株式会社hitocolorは、1日5分のテストを繰り返し行なうことで知識を定着させるサービス「kokoroe」をリリースした。kokoroeでは研修フォローを自動化させることによって大幅な教育リソースの削減を実現できる。



②業務提携 1件

Talent x Buzz Inc.がベトナム発テックベンチャーSupremeTechと業務提携

Talent x Buzz Inc.は、採用システム『MIAHIRE』の共同開発に伴いベトナム発テックベンチャーSupremeTechと業務提携を締結する。Talent x Buzzは、日本およびグローバルで共同開発パートナーとして機能開発、ビジネス拡大、プロモーション活動を請け負う。

SupremeTechはベトナム・ダナンに拠点を置く開発会社。株式会社Enlyt、クラスメソッド株式会社、Todayly, Inc.などのパートナー企業と共に、仮想オフィス、DX関連サービス、採用テックサービスなどを共同開発している。




➃調査 2件

67.6%の即戦力人材が「リスキリング」を実施 9割以上が、将来的にリスキリングの必要性を感じると回答 一方で、リスキリングに取り組む企業は26.3%にとどまる

株式会社ビズリーチが運営する、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」は、ビズリーチ会員と、企業の経営層・採用担当者を対象に、リスキリングに関する調査を実施しました。

・現在リスキリングに取り組むビジネスパーソンは67.6%
・一方、リスキリングに取り組む企業は26.3%。リスキリングの主体は「個人」が増加
・95.0%のビジネスパーソンが、将来的に新たなスキルを身につける必要性を感じると回答
・リスキリングが「市場価値向上につながる」と回答した企業は、前回調査より13.4ポイント増の64.0%


未来予測2040 労働供給制約社会がやってくる

リクルートワークス研究所は、日本が今後直面する「労働供給制約」の実態についてシミュレーションをおこない、今後起こる私たちの生活への影響を明らかにするとともに、労働供給制約の時代でも持続可能で豊かな社会を作るための解決策をとりまとめた「未来予測2040」を発表した。



さいごに

今週のWeekly HRTechは以上となります!
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