【写真館626】紫式部像はここにも
今日の一枚はコチラです。
今年4月に、宇治の大河ドラマ館へ伺いました。そのとき、せっかく行くのだし…と思い、1泊2日の旅にして、次の日は京都で「紫式部をめぐる旅」をしてきたのです。
今日の写真はそのときの一枚です。
ここは蘆山寺(ろざんじ)。紫式部の邸宅跡と言われ、『源氏物語』や『紫式部日記』もここで執筆したとされています。そして、この紫式部像は、受付に入ってすぐのところにいらっしゃいます。
この像を前にした瞬間、いろいろなざわめきが一気に静寂に変わりました。
もちろん、これは紫式部という人を想像してつくられた「像」でしかありません。ですが、まっすぐに前を見据えて、凛としているこの「像」の姿は、書くことで生きようと決めた私の体の芯に、厳しさと真摯さの合わさったナニカを静かに突き通してくれたのです。
今年に入り、いくつかの「紫式部像」に出会いました。そのどれもが、とてもすてきで、思いに溢れていて。出会えた数だけ、1000年前に生きていた彼女が身近な存在になったように感じたのでした。
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