大物になる予感しかないヒロトくんの話。
こんにちは、eringishimejiです。
小学校高学年の娘と低学年の息子を育てています。
今日は、聞くたびに楽しくなるヒロトくん(仮名)の話を書いてみます(一応ママの許可あり。でもこのアカウントが私だとは知らせていません)。
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はにかみ男子、ヒロトくん。
ヒロトくんは娘の同級生で、ママとはご近所付き合いから仲良くなった。
引っ越してからは近所ではなくなったのだが、今でも交流が続いている大切なお友達だ。
ヒロトくんの笑顔は武器だ。
遠くから見つけて手を振ると、照れながらも、ちょっとだけ口角を上げて手を振ってくれる。そのなんとも言えない、はにかんだ笑顔に、いつもキュンとなる。
ほんとうにかわいい。もう高学年なんだけれど。背も私より高いんだけれど。男の子あるあるなのかな。
そしてヒロトくんは優しいから結構モテる。1年生の時は3人くらいからバレンタインのチョコをもらっていた。
ヒロトくんのママはヒロトくんを溺愛している。中学生のお姉ちゃんがいて、反抗期を迎えてからは、なおさらヒロトくんがかわいくて仕方ないらしい。
そして会う度にヒロトくんのエピソードを教えてくれるのだが、私には大物になる予感しかないレベルのものばかり。
そのエピソードをいくつか勝手に紹介してみる。
①オムツ、外します。
もうすぐ3歳になるヒロトくん。
ママはそろそろオムツを外すトイレトレーニングをしなくちゃなあと考えていた。
パンツも用意した。
DVDでそれとなく情報を流していた。
そんなある日。
ヒロトくんが
「3さいのおたんじょうびがきたら、オムツはずします!」
と宣言したらしいのだ。
え?そんなことある?
自ら?!
ママは半信半疑だったが、本当に3歳のお誕生日からオムツを外し、パンツに切り替えたというのだ。
1回だけ失敗したらしいが、他はパーフェクト。ちゃんとトイレで用を足せるようになった。
すごすぎるよ、ヒロトくん。
②自転車、のります。
今度は6歳になる時。
「お誕生日がきたら自転車にのります。」宣言。
それで、自転車(補助輪なし)をプレゼントに用意し、パパが練習をしに公園に連れて行ったらしい。
帰って来たパパにママは聞いた。
「練習できた?」
するとパパからこんな返答が。
「いやさ、練習ていうか。あいつ、すぐこぎ出して。はじめはふらふらしてたけど、もう普通に乗れるようになってたよ。」
ママは耳を疑った。どこかでコソ練していたのか?いやそんなはずはない。
多分、イメトレしていてたんじゃなかろうか、という結論にたどり着いたという。
ものすごい身体能力だよ、ヒロトくん!
③来年の10月から勉強します。
そしてこれは最近の話。
ヒロトくんは弁護士になると言い出した。
「弁護士になるためには何千時間勉強しないといけない」という情報を仕入れたらしい。
それで逆算したのか、
「来年の10月から勉強するため塾に行きます。」と言っているらしい。
「それまでは、学校の宿題はするけど、毎日公園で遊びます。」
宣言も。
なんて具体的なんだ、ヒロトくん。
これまでの有言実行エピソードを聞いていたので、きっとやってくれるんじゃないかと思う。
そして宣言通り、毎日公園に通い同級生と遊んでいるらしい。
他にも。
ヒロトくんのエピソードはまだまだたくさんあって。
3歳くらいまでは霊が見えていたらしい、とか。
いつも見えない敵と戦って身体を動かしていた、とか(これはうちの息子もある)。
そしてやっぱり身体能力がすごいらしく、走り幅跳びで砂場の向こう側の縁まで飛び、着地で前に転んでしまい、木の枠で鎖骨を骨折しちゃった、とか。
私は聞くたびに、びっくりもするし、すごく応援したくもなる。
それをママはちょっと呆れた様子で、面白おかしく話してくれるんだけど、常に温かく見守っている感じがとっても素敵。
有言実行のヒロトくん。
きっと弁護士になって困った人を助けてくれるんじゃないかな。
私も助けてもらいたい。
あと、私は、ヒロトくんは誰かは分からないけど、戦国武将の生まれ変わりなんじゃないかなと密かに思っている。
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