旅先でスマホをなくしたけれど、信じることができたのは。
先週のGW。
わが家は、札幌から車で片道2時間半くらいの街へ出かけた。
1泊旅行。
天気も良くて、北海道ならではの広大な土地を全身で感じ、新緑、まだ雪の残る山々の景色、青い空、小鳥のさえずりを堪能することができた。
美味しいものもたくさん食べた。
偶然にも、知り合い家族とばったり出会い、屋台で夕食を共にするなんてラッキーな出来事もあった。
やっぱり私はツイている。
そんな旅行だった。
でも。
途中で一つだけ、とんでもないミスをおかした。
とある観光地で、スマホをなくしたのだ。
その場所から4kmくらい離れた車内で気が付いた。
ーーあれ?スマホがない。
娘が私の携帯からテザリングしてiPadを見れるので、確認してもらった。
「あ、ママのWiFi出てこない。」
コンビニの駐車場に停車し、夫に電話をかけてもらう。
うんともすんとも反応がない。
ーーあ、やっちまった。これはやばい。。
青ざめる私。
先程まで立ち寄っていた場所に引き返すことにした。
心当たりはあった。
その場所の敷地内にあるカフェで、ソフトクリームを食べた際、外のテーブルにスマホを置いたのだ。写真を撮ったので、間違いなくその時までは手元にあった。
席を立った時に、お土産に買ったキーホルダーやポストカードなどは持ったのに、スマホは置いてきてしまったのだろう。
それか駐車場までの道で落としたか。。
ーーお店に届いているといいけど。
でも、もしなかったら、警察に届出を出す?
どうしよう、なかったらどうしよう。
夫「まあ、売っちゃう人もいるかもしれないしね。」
ーー縁起でもないことをさらっと言うよなあ。
その場所に近付くにつれ、なんだか緊張してきた。
でも、途中から、妙な自信も出てきた。
ーーある。きっとあるはず!
元いた場所に到着。
早速、夫とカフェに向かう。
私は駐車場からの道を、キョロキョロ地面を見ながら歩いた。
夫が先にカフェに着き、店員さんに確認してくれた。
接客中だったみたいで、3分ほど待つ。
その間も周辺を探す。
そして、夫がカフェから出てきた。
手には私のスマホを掲げて!!
ーーあ~、あったんだ!よかったー。
夫「お客さんが届けてくれたみたいだよ。」
カフェの店員さんにお礼を言いに行く。
ーー本当にありがとうございました。助かりました。。
話しながら、ほっとしたのとありがたいのとで、涙声になる。
すると店員さんは、「私も経験があるので分かりますよー。よかったですね。」と優しい言葉を掛けてくれた。
もうだめ、泣いちゃう。
届けてくれた方、大切に保管してくださった店員さんに感謝。
本当にありがとうございました!
ところで、私が不安ながらも、「きっとあるはず」と信じられたのには訳がある。
それは、その観光地だ。
その名も「幸福駅」。
この場所に来る方々なら、きっとスマホを拾っても届けてくれるはず、と確信があったからだ。
そして、やっぱりその通りだった。
ありがとう、幸福駅。
ありがとう、帯広。
やっぱり、私はツイている。
あ、でも。
以後、なくさないように気を付けます!
昨日、息子が通級に行ってきて、先生からのお便り。
息子の旅の思い出トップ3にもランクインしていたようだ。
お恥ずかしい。
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***2023/5/16追記***