クリスマス市で味わうホットサングリア。
寒い札幌。
今週は少し暖かいが、雪が降る日も増えてきた。
私は去年の春からこちらに住んでいるので、2回目のイルミネーション&ミュンヘン・クリスマス市。大通公園がキラキラになる季節だ。
イルミネーションもきれいだけれど、クリスマス市の賑やかな雰囲気が大好き。
今年も早速行ってきた。
美味しいものもたくさんある。
目移りしながらちょっとだけ食べ物を購入。そして、今回、初めてホットサングリアを頼んだ。
ストーブのあるテントの中で立ち飲み。
フルーツの酸味と甘みがいい感じに赤ワインとマッチしている。何かは分からないが、多分スパイスも入っている。
びっくりするくらい美味しいと感じた。
アルコールが飛んでいるからなのか、ほぼほぼジュースのような感覚。ふーふーしながらも、あっという間に飲み干してしまった。
翌日、たまたま近くで用事があったので、ちょっと立ち寄ってみたクリスマス市。前日の感動が忘れられず、また飲むことにした。今回は違う店を選ぶ。お店によってフルーツの種類や切り方が違ったが、どちらも本当に美味しかった。
それで、すっかりホットサングリアの虜になってしまった私は、家でも作り始める。
たまたま、実家から届いた柚子がある。
りんごと柚子をスライスして使った。ちょっとだけ甘みをオリゴ糖で追加。安い赤ワインが驚く程美味しくなった。そして飲みやすい。
出来上がってすぐより、少し置いた方が味が馴染んで、より美味。柚子の苦味がアクセントにもなってすごく良かったと思う。
(こちらのレシピを参考にさせていただきました。)
ただ、何か違うのだ。
クリスマス市で飲んだ、あのホットサングリア。
スパイスの違いもあるとは思う。
でも、もっと根本的な何か。
なんだろう…。
そして、しばらくして、それは「寒さ」と「雰囲気」だと気付いた。
「寒いね~」といいながら、コップで手を温めながら味わう。湯気でさえも美味しい。
そして、クリスマス市の賑やかでワクワクした雰囲気の中で飲む。
それが、あのホットサングリアの味を完成させていたのだ。
富士山の頂上で食べたあんぱんのように(実話です)、忘れられない美味しさがあるのだ。
これからちょっと忙しい時期だけど、せっかくなので(来春には九州に戻る)、あと1回くらい、またあの場所でホットサングリアを飲みたいなあと目論んでいる。
***2023/12/11追記***