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ライオンの悲しみの叫び。【伝えたいエッセイ】

※これは伝えなければと思い、したためました。
 絶滅の危機。


ある夢の話から。


ーー途中で目が覚めた。

テレビでも見たこともない気味悪い柄をした巨大蛇に、ライオンが襲われている夢だった。

大蛇は、世界一大きい蛇の骨身を優に超えており、重そうな鎌首をもたげ、長くて黒い舌をシュルシュル回し、この世のものではない声を出して威嚇していた。

ライオンは綺麗でクリーミーな毛並みをしていた。
立派な尻尾で大蛇の胴を振り払い、大きく爪をたてたが、傷一つ付けられない状況だった。

大蛇は2匹、ライオンは4匹いたと思う。


両者の目は獰猛に光り、どちらも譲らない。



ライオンの息が上がった。

それを待っていたかのように、大蛇は、背骨を上下させて息をする4匹もの王を挟み立ちはだかり、さらに高く首を伸ばした。

そして、勢いよく胴体を地面に叩きつけるかのように、ライオンを潰しにかかった。


と、その瞬間、鉄扉が開いた。
最後の力を振り絞って大蛇から逃れたライオンが、扉の内側へ飛び込んできた。


その内側には、ただただ恐怖ですくみ上がっていた私がいた。


ライオンが私に助けを求めるように――まるで飼い主に飛びつく犬のように、私の胸に飛び込んできた。


私はライオン4匹の筋骨隆々な全てを、腰が砕けながらも全身で受け止めた。


とても重く、鋭い爪と牙が私の喉や胸に刺さりそうだった。
強靭な爪は私の腕をかすめたのか、夢とは思えないほどとても痛かった。


例えるのは難しいが、現実的にライオンを抱きかかえたこともないし、大型犬も飼ったことがないし、そもそも大型動物とそんな状況になった経験はなかったのに、野生ライオンの強い血肉を知ったような体感だった。


4匹のライオンを受け止めた瞬間、私は突然夢から覚めた。

まだ外は暗いのだと一瞬で分かった。

少し息が上がっていた。


時刻を確認しようと、枕元に置いていた当時の携帯、ガラケーを開いた。

画面の明るさが目に刺さる。

目を細め、なんとか堪えて時刻を見ると、夜中の2時を回っていた。

朝は早い。眠りについたのは12時前だった。

こんな時間に目が覚めるほど、夢の中の私は怖かったのか、悲しかったのか……。


と、携帯のニューステロップが画面下に流れてきた。

その文字を追った私は本当の恐怖で震えた。

「ケニアでライオンの激減。将来、全滅危機」



直感で、私はライオンを助けなければならないと思った。

近い将来、ライオンは絶滅する恐れがあるのかもしれない。

ケニアに行けと言われたような気もするが、私にはそこまでの行動力も財力も勇気もなかった。



翌日、さっそく情報をあさった。

ライオンの絶滅危機の記事は直ぐにみつかった。
それによると、要因として、ライオンは人間によって乱獲されている現状の他、地球の自然環境のグラつき、自然保護区の資金不足などがあげられていた。

そう、禍々しい大蛇は、我々人間だったのです。


私が夢を見た日から、年月が経ってしまった。
今でも鮮明に覚えていて、気にかかっている。

野生動物の保護活動も行われているらしいが、まだまだ弱いだろう。



この記事はどれだけの方の目に留まるか分からない。
私は一応物書きとして事業しているが、無名であるがゆえ、それ一本で食っていけるほどの知名度もない。発信力もない。文脈も乏しい。

今ないのなら、つければよい。
そうして有名になればよい。
だとすれば、世界好転を数値化して、私は0.1ほど影響を与えられるかもしれない。


今は、書くことに意味があると思い、したためました。


↓2014年の記事ですが、参考になります。


最後までお読みいただきありがとうございました!
また来てね★


~おまけ~
自然とは、人間だけのものではない。
そこだけは考えながら生きていきたいものです。
そうだ。いつも思っていたことがある。
ウォーキングする際、ゴミ拾いをしよう!!

ミツバチに関しても書いています。
良かったら読んでくれると嬉しいです!


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えりやん
サポートいただいた暁には喜びの舞を心の中で踊りたいと思います。今後の活動のパワーになります。

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