贈り物とは(石鹸のお話)
寝すぎて、今朝は起きたのが11時近かったので、あわてて、ネットを接続。
いつも日本に戻ってくると、寝ている間は飛行機モ-ド。
でも、追跡アプリを設置した時には、それをやらないようにと注意されたけれど、夜は起こされたくないし、悪いですが、言うことは聞けないです。
そこで、朝すぐに例のチェックがなかったか確認しましたが、相手も早起きではないようでセーフ。
ところが、スマホを置いて、ちょっと台所に行って戻ってきたら、いきなり、HALから電話。
「あれぇ?今日はかかってくるよのお知らせなしの抜き打ちぃ?」
起きたばかりで、髪の毛ぼさぼさだったので、ちょっと不機嫌な顔で30秒間そのまま。
きっと、明日からしばらく解放されるかもしれないですね。
なんて、もう、毎日HALからの追跡ばかりを書いていて、ちょっと退屈してしまうので、今日は受け取ったお話を書こうと思います。
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ある12歳くらいの少年が石鹸のお店に入ってきました。
汚らしい感じの服を着て、ぼろぼろの靴を履いた貧しい感じの少年でした。
彼は普通の石鹸を選び、レジで店主にプレゼントとして包んでくれるように頼みました。
「僕のお母さんにあげるんだよ!」と少年は誇らしげに言いました。
店主は、その素朴な贈り物に感激したのですが、この子がかわいそうだと思って、何かしてあげたくなりました。
こんな普通の石鹸だけでなく、もっと意味のあるものを包んであげようと思ったのです。
やるべきか、やらないべきか。
彼の心は「イエス」と言い、意識は「ノー」と言いました。
彼は自分の母親を思い出しました。
若いころに貧しかった彼も、何度も「お母さんに何かあげたい!」と思っていました。
就職が決まった時には、彼のお母さんはすでにこの世から去ってしまっていました。
店主が自分の思い出にひたってしまい、手を動かさず何もしないので、少年は焦って尋ねました。
「お金足りないですか?」
店主は「そうではないです。私は母にいつもプレゼントをあげようと思っていたのですが、私には仕事がなく、何も買ってあげることが出来ずに死んでしまいました。」
少年は尋ねました。
「石鹸も買ってあげれなかったの?」
店主は黙って、石鹸を店にある最高の紙で包んであげ、きれいな色のリボンをかけて、それ以上何も言わずに、「ありがとうございました。」とだけ言って、少年に別れを告げました。
そして、一人になって、彼はまた考え始めました。
「母に何かささやかなものを贈ろうと、どうして思いつかなかったのだろう。」
彼は常々、贈り物には何か意味があって、価値があるものでなければならないと思っていました。
数分前には少年の質素な贈り物に同情し、もっと何かいいものをつけ足してあげようと考えていましたし。
でも、その時、彼は大きな教訓を得たことに気づきました。
少年の石鹸と同じで、もっと大切で、壮大な、最高の贈り物があったことに気づいたのです。
愛
大切なのは贈り物ではなく、それを贈る愛です。
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私も実家に帰ってくることが出来て、母のそばにいてあげることが出来るので、いろいろと今は大変ですが、これも素晴らしい贈り物です。
本当に感謝しています。
そして、皆さんのコメントにも励まされ、とてもありがたく思っています!