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『はじめよう!デジタル・シティズンシップの授業2』出版記念オンラインゼミに登壇しました
12月9日発売!第一回出版記念オンラインゼミ
第一回が2024年11月19日、
第二回が2024年12月16日です。
私は第一回に登壇させていただきました。
なんと、300人募集枠が満席!
実際の参加者も200名超とのことで、今度珠美先生も「関心度の高さが分かりますね」とおっしゃっていました。
7人の執筆者が、それぞれの教材の意図や活用ポイントなどについて紹介しました。
一人5分という限られた時間の中で、みなさん勘所を抑えたプレゼンなさっていて。
私はと言えば、こんな豪華メンバーの中にいること自体ドキドキ、みたいなふわふわした状態でした☺️
私が話した事
かいつまんで以下のような点です。
子供達に情景を見せてもらえるような教材にしたい(子供達にとっては、何がどう見えているのかを教えてもらう)ということ。
それに適しているのが認知行動療法のABC理論(論理療法)かなと考えフレームワークにしたこと。
具体的には、何年経っても改善しないスクショ問題を事例として取り上げて、その行動(スクショして誰かに送ってしまう)に至るまでの、出来事の捉え方や思考の流れを考えるワーク。さらに、捉え方を書き換える事で、より善い行動選択に繋がらないかを考えるワーク、というフレームワーク。
ワークを行う際の留意点として、内心の自由について伝え、自分の認知を否定されたと傷つくことのないように配慮したい旨。
二時目の教材では、構成的グループエンカウンターの手法を用いていて、「構成的」であることが思春期の子供たちにとっては安心して語れる工夫だということ。
理事の先生方や視聴者からのコメント
豊福先生からは
「(豊福先生も臨床心理やっていたので)心理アプローチの理論に基づいて教材が作られていて面白い」
坂本先生からは
「中高生だけでなく大学生にも必要だし実施できるなぁと思った」
今度先生からも
「このワークがこれから中高生用教材のスタンダードになっていくかもしれないですね」
など、たくさんコメントをいただくことができました。
Slidoにも
「ABC理論、大変勉強になります。大人も大切な認知についての考え方ですね。」
と反応いただきました。
また、元理事の野本さんからも個別にメッセージいただき、
心理アプローチっていう切り口とDC(デジタル・シティズンシップ)が合わさっているのが面白いなと。
と言っていただきました。
教材作成中は、これでいいのかな〜、大丈夫かな〜、と不安でいっぱいでした。今度先生や林先生が丁寧に何度も何度も添削のやりとりをしてくださり、なんとかなったかな、と思いながらも不安もまだまだ大きかったです。
今回のイベントで自分の教材を紹介し、たくさんのポジティブコメントをいただいたことで、自信を持って進むことができそうです。
また別の心理アプローチを活用した教材も考えたいなと思っています。
JDiCEの先生方には、このような機会をいただけたことに感謝しかありません。
書籍全体の紹介についてはこちらの記事をご覧ください。
ぜひ多くの皆さんに活用していただけたらと思います!
第二回目のオンラインゼミは
日時: 2024年12月16日19時30分〜20時40分
オンライン配信 アーカイブ視聴可(期間限定)定員300名.
ゲスト: 前多昌顕先生,古矢岳史先生,長澤元子先生,森下浩行先生,山崎智仁先生,笠原 諭先生,今度珠美
出演: 日本デジタル・シティズンシップ教育研究会(豊福晋平 坂本旬 芳賀高洋 今度珠美 林一真 谷正友)
となっています。
申込み開始しています。こちらからどうぞ!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました😊