「わけるとつなぐ」深沢 真太郎 感想
「それ、ちゃんと考えた?」
「もっとちゃんと考えてみて」
あなたも言われたことがあるんじゃないでしょうか。
前も書いたことがありますが。
*「考える」って何?
「知識」と「思考」をはっきりと区別すること。
と、上の記事を書いた時は書いてます。
そして、今回読んだ本には
ちゃんと考えること=「わける」と「つなぐ」
例えば「数学が嫌いな理由」を考える時。
・「数学」はどんな要素からできているか?
→「教科書」「先生」
→「教科書」はみんな同じだけど
「先生」は違う。
→「先生」が原因
上のように、考えたい問題の要素をまず分ける。
分けて、比較して、矢印→でつなげていく。
「ちゃんと考え」た時、スタートからゴールまで道ができる。
それが”筋が通って””論理的”であること。
*「わける」は2つ種類がある。
①「要素」のわける
それは何でできているのか。
上でいうと、「数学」→「教科書」「先生」に分けた。
②「比較」のわける
どんな比較ができるか。
上の例でいうと、「教科書は同じ」「先生はちがう」。
*「比較」のポイント
何かを決める時は「数値」があると便利。
あいまいな「ちょっと」とか「けっこう」を仮の数値にしてハッキリさせることで、具体性が生まれる。
数字的に考えることが有効。説得力も出る!
この例も含めて、この本はストーリー型の自己啓発本になっていました。
ドラッカーの野球部のマネージャーの本、みたいな感じ。
この著者さんは、もともと数学を”しこたま”やっている方なので、思考は「わける」と「つなぐ」って言うと説得力がある。
この本に書かれていることではないですが、「数学」は構成要素として「計算問題」と「文章問題」に分けられます。
そして、比較要素として「計算」は「処理」、「文章問題」は「思考」らしい。
計算は得意だけど、文章問題は苦手!という人は、「思考が苦手」ということらしいです。
私やないか。
「苦手克服」より「長所をのばそ!」と思っている私ですが、思考ばっかりは克服せねば‥。
文章問題を克服して、考える練習しよっと!
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