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『読まずに死ねない哲学名著50冊』平原卓 感想

この本は、兄の本棚を吟味していたら見つけまして笑
拝借!
分厚いし、面白くなかったら途中であきらめようと思ったのですが、私には合う本でした。
すごく面白いなと思って、少しずつですが楽しんで読めました。
色々な思想があって勉強になったし、好みの哲学を追究していっても面白いなと思います。

そもそも哲学ってなんだろう?スタートの私でしたが、わかりやすく書いてくれていたので、順調に読めました。
追究すると全てが難しすぎますが…

【哲学とは】
「概念」によって共通了解を生み出していく仕組み。

考えるための”材料”は一人一人の生の中にある。
物事の本質を追求する、というもの。

この本を読む前、マヂカルラブリーのラジオを聴いてたら、村上さんが「イデア」について話していました。
なので、イデアの話には食いついてしまった笑

【イデアとは】
あるものをたらしめている”本体”

あと、もともと村上春樹の「海辺のカフカ」で、プラトンの饗宴に胸打たれていたので、ロマンティックなこと好きなのかなー。

その関係もあってか、
今まで知らなくて、一番面白いな!と思ったのは、デカルトの「心身問題」でした。

身体は空間中に位置を占めているけど、精神は位置を占めているわけではありません。
”心”って、そもそもどこにあるんだろう?というもの。

今では科学的な研究もされて、「”心”は脳の機能から生まれたもの」とされました。
でもそんな昔に、こんな体と心の関係を考えるのが、すごいなーと!
ある意味ロマンティックだなと思いました。

他の話も、面白いなーと思うものが多くて、キリがなかったです!
「人間知性論」も「論理哲学論考」も、「知覚の現象学」も。
「時間と自由」とか「行動の構造」も、難しいけど考えだしたら止まらなそうでした…。

解答の決まっていない議題について、「なぜそう思うのか?」「それは本当に正しいのか?」と深く考えることで、思考力がつくといいます。

私の場合、めちゃめちゃ考えても、トンチンカンな方向に考えていないかな…と不安になりそうですが笑

哲学っておもしろいなー!
また読みたい本が増えていってしまう笑

てか、読んでから気づきましたが、平原 卓さんてお若いんですね。しかも北海道出身!
親近感。
哲学の面白さを知れたきっかけをありがとうございます。

ちょっと長くなっちゃったかな。
今日はこのへんで。
ありがとうございました。

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