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「編集思考」佐々木紀彦 感想

NewsPicks編集長から、いまやNewsPicks Studios設立 代表取締役社長CEOである、佐々木紀彦さんが書かれた本。
NewsPicksは昔お兄ちゃんに教えてもらって以来、よく利用しています。
ニュースを読んで、アウトプットする練習にとても良いです。

そんな佐々木さんが手がけた「編集思考」


編集とは、
①選ぶ(セレクト)②つなぐ(コネクト)③届ける(プロモート)④深める(エンゲージ)
の4つのステップによって、ヒト、モノ、コトの価値を高める行為のこと。


出版社などで行われる業務の”編集”とは違う意味合いでの”編集”。
異質なものを組み合わせて、新しい価値を生み出すのに、活用する思考法です。


思考の檻(近代的な価値観)に捉われ「縦割り」となり自由度がなくなっている日本。
全体を考える人・機能が衰え「個々は真面目になってやっているのに、全体としては支離滅裂」になってしまう。

これ、めちゃめちゃよくわかります。
私の企業でも「縦割り」が強くて、”隣の課が何しているのかもわからない”や、”同期の所属する課は違う会社みたい”のような状況が多く見られます。
それをどうにかしたいと思っている人もいるけど、組織が大きい程ほど、なかなか上手くいかない。


上記4ステップについて、取り進める際のポイントも書いてくれています。

また、この編集思考が活かされているディズニーやWeWorkの戦略、NewsPicksの戦略も説明してくれていて、興味深く読めました。


そして、編集思考を磨くには
「教養」「人脈」「パワー」がポイント。

教養=自然科学の知+社会科学の知+人文化学の知
またそれは、「最先端」と「普遍」の引き出しを多く持っている状態。
「普遍」を学ぶには古典を読むこと。

歴史を学ぶこと、二分法を超克すること、アウェーに遠征すること、聞く力を磨くこと、毒と冷淡さをもつこと。


日本の知力を高めたい!
日本に貢献したい!
それには、経済×テクノロジー×文化
の掛け合わせが必要、大切。
と、最後は「グローバルな時代にあえて日本にこだわる」佐々木さんの熱い気持ちが伝わる章でした。
なんか、感動しちゃった。
編集思考高めて、新しい価値を創造して、頑張りたいなーと思いました。
がんばろ!!

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