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君の名は。


夕方、スーパーへ行こうと外に出ると。今にも雨が降りだしそうな空模様。慌てて傘を取りに戻る。

見上げれば、墨汁を水で薄く溶いたような灰色の空だ。雨は嫌だけど、グレーは大好きなので空を見ながら歩く。こんな色の服ほしいな。

買い物を終えると、雨が降っていた。

私が傘を持っていくと大概雨は降らないので、予想が当たった!と心の中でガッツポーズする。

行きと帰りで景色が違うのも、楽しい。

部屋で今日買った「色々な色」という本を開くと、行きに私が見た空の色は「鉛色」らしい。

なんかしっくりこない。絶対に墨汁を水で薄く溶いた色だ。

教科書はいろんなことを教えてくれるけど、だれかに与えられたものより、私は自分が感じた色を信じたい。

「景色は見る人の目の中にある」という言葉を思い出した。





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