合わせる。のではなく馴染みたい。と思っている。 だってきみの青とわたしの赤を混ぜたらきっと素敵な紫になると思うんだ。 2人の絵具はパレットに置かれたばかり。これから水を入れたりそのまま放置したりしながら、ゆっくりゆっくり筆で馴染ませていけばいい。 わたしたちのいろ。いろんないろ。
朝。半身浴しながらレオン完全版を観る。いびつで不格好で不安定なのに、美しいまでの2人の愛の強さに心打たれる。 昼。岡本太郎記念館へ。命がぶわっと溢れていていつも少しだけ涙が出る場所。 夜。外は雨が降っている。帰り道にも降っていたのに気付かなかった。 優しい雨は私を濡らさない。
あの人がうんうん悩みながら、いろんな花を活けている。 その後ろ姿を眺めながら、たまに口を挟みつつ、してもらうことよりもあの人が「しない」ことを考える。 嘘をつかない、話を遮らない、不安にさせない。 あぁ、私がいつも心地いいのはそういうことか。 はるまついぶき。 春はすぐそこまで。
マニキュアは赤と決めている。 自分の手や足が赤く染まっていると、なんだか生きてる実感があって勇気がでるから。 血のいろ。 いのちのいろ。