夏野菜の魔法。
梅雨の中休み。夏みたいな空。
夕方、スーパーへ行くとパプリカが安かった。
手に取るとほとんど空洞のはずなのに、水分たっぷりな重さ。迷わずかごに入れる。
薄く切ってサラダにするのも好きだけど、今日は厚めにしてオーブン焼き。
斜めに切り込みを入れたフランクフルトも一緒に。
オリーブオイルをかけて、岩塩とブラックペッパー。180℃で15分。
氷結を飲みながらBEGINを聴く。しみじみと夏。
じゅーーーーと焼き上がったパプリカは、表面に少しシワが寄ってくたっとしている。
熱々を口に放り込めば、シワシワが嘘みたいなシャクっとした食感とパプリカの甘さと汁気があふれる。ジュースか!
フードエッセイストの平野紗季子さんいわく
旬極まる食べ物に出会うと「輝き出した僕らを誰がぁ!」でマイクを食材に向けて「止めることなどできるだろう」のレスポンスを耳を傾けて待ちます
まさに。
あの夏のBoys&Girlsが私にも流れたよ。(あゆ世代)
パプリカは夏の太陽の味がした。
そのまま身体に太陽が宿って、じめじめした梅雨を乗り切れる気がする。