春夏秋冬コンポストをやってみて〜前編〜
この春、庭付きの家に住み出してから始めたコンポスト。
生ごみを土壌の力で分解し堆肥化するというルーティーンをざっと四季を通して経験した。やってみると特に難しいこともなく、いいこと尽くし。今年始めて1番良かった習慣だと言える。
詳細は後述するが、大事なのは生ごみをしっかりと土でカバーする。これだけ守ればあとは細かいマニュアルに縛られることなく自分流のコンポストが楽しめる。
コンポストのメリット
1)何と言っても、可燃ごみの量を大幅に減らせる。
それに伴ってゴミ袋代を節約できるだけでなく(うちの自治体は指定のごみ袋1枚50円!)、ゴミの回収や焼却にかかる余計な税金やエネルギー、排出を削減できる。
2)気温の上がる季節でも毎日生ごみを出す(コンポストに入れる)ことができるので、ゴミ出し当日のあの嫌な臭いを嗅ぐ必要がない。
3)家庭菜園に使える土づくりができる。でも都会暮らしの方にとっては逆にこれがネックになることも想像する。実際、土と呼べるまで分解するにはかなり時間がかかるので、庭がないという人もあまり心配しないで大丈夫。
4)食品ロス、プラごみなど、生ごみ以外のゴミも減らしたくなる。
我が家のコンポスト
コンポストにもキエーロに、段ボールコンポスト、ミミズコンポストなど、使えるスペースや場所に合わせて様々あるが、うちでは庭に作った木の箱にどんどん生ごみを入れるスタイル。
夫がホームセンターで買ってきた木板で作った1m角の箱2つを使用している。1つが一杯になったら熟成させるため放置し、もう1つに投入する、を繰り返す。
写真手前の1面は板が取り外せるようになっているので、箱の中の容量が少ない時や、できた堆肥を出す時に便利だ。
それ以外の3面は通気性がいいように間隔を開けて面を作っている。
うちのコンポストは蓋なし、横からも侵入できるが、夏の間もゴキブリやネズミは一切見ていない。コバエも出ていない。少し土を掘って、生ごみ分解中の所を開けるとアメリカミズアブの幼虫(見た目はだいぶキモい)が必ずと言っていいほどいるが彼らのおかげで分解が100倍速になるらしいので、益虫ということで放置している。
このアブの幼虫、大人になった姿は知らない。つまり幼虫はうじゃうじゃいるけどいつの間にか消えているので本当に害がない。
自身の生活にあったコンポストを
700坪の庭のある家に引っ越してしまった我が家のようにスペースに余裕がある家庭ばかりでないのも充分承知している・・・。
マンションのキッチンで始められるコンポストキットなど様々販売されているし、あるいはキットなんて買わなくても、段ボールや、使わなくなった、網目の洗濯カゴで始めるのもいいと思う。
↑書きながら思いついたけど結構いい案だと思う。
その人にあったスタイルで、楽しみながら生ごみを循環させることが目的。このページは各種コンポスト説明がわかりやすく掲載されている。
実際にどのように生ごみを入れているかや、食べ物以外のコンポストについては後編で。