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読書感想文コンクールについて【明治大学文学部】

毎年この時期、明治大学文学部が開催している読書感想文コンクールをご存知でしょうか。
応募資格があるのは高校生と社会人です。10点の課題図書のなかからチョイスして、原稿用紙3枚(つまり1200字)の短い感想文を書く。これだけで応募することができます。


これは私が明大文学部に在学していた2009年、立野正裕先生が発起人となり始めたもので、2021年の今年は13回めの開催となります。発足当時は大学生で応募資格がなかったのですが、ゼミ生をモデルに表紙の写真を撮らせてもらったこともありました。

立野先生は、本を読み自分の感想を持つことの大切さをつねづね話していました。
「自分はどう思ったのか」
「自分にとってどうなのか」
これを書き表すことは簡単なようでいて難しい。
読書感想文は主観によってよい。むしろ、主観がなければ感想文とは言われない。すべての始まりは、自分の感想をもつこと。私もその練習のために2度ほど応募したことがあります。


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この読書感想文コンクールの嬉しいところは、優秀賞に選ばれると自分の感想文が「読むことの歓び」というタイトルの本にまとめてもらえるところにあります。年によって変動がありますが、だいたい500〜800の応募作品のなかから100名選ばれます。

自分の書いた文章が本になるのはうれしいことです。そして他の人の感想を読むこともできる、読んでもらえる。これは大きなモチベーションにつながるのでは?
ということでぜひ、高校生だけでなく社会人も積極的に応募してほしいと思います! 私はサン=テグジュペリの「夜間飛行」を選んで書いてみるつもりです。

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