自分の好きを言葉にする習慣
自分の好みが知りたくて
「みんな違ってみんないい」「個性は武器」「自分らしさを大切に」とは言われるものですが、本来みんな違う部分があるのは当たり前のことです。無理に探したり作り出す必要性は全くなくて、どちらかといえば、ぼんやりした〈それ〉を見つけ出してはっきりとしたものに整えてあげることが大切なのだと思います。
私は日頃から洋服を作ったり粘土細工をしたりと、物作りをすることが好きなのですが、なにか物を作ろうとしている人がどこかの地点でぶつかるのが〈自分の作風〉という壁だと思っています。
有名な作家になろうとかそういうわけでなくても、自分なりの表現というものを見つけ出したくなるのが物作りをしている人間の性のようなもので、考えてみれば見るほど、他の誰かの作風なような気がしてくるのです。
そんな背景があって、最近始めたのが《好きなものを好きな理由帳》です。
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好きなものを好きな理由帳
自分らしさを見つけ出すときに1番簡単なのは好きなもを好きな理由を言葉にすることだと思います。私自身、好き嫌いはかなりはっきりしている方なのですが、それをはっきりとした言葉で表せるかと言われれば、難しいなと感じていました。好きなものたちの共通点もなんとなくはわかりますが、うまく言葉で説明できないという感じです。
自分の好きのをもっと知りたくて、習慣にし始めたのが《好きなものを好きな理由帳》です。ぼんやりとしたままだと扱いづらい自分なりの感性を扱いやすい形にするために作りました。
やることは至ってシンプルで、一言で言うとスクラップブッキングです。
《好きなものを好きな理由帳の作り方》
① まずはB5やB4くらいのサイズのスケッチブックやノートを用意します。切り抜いたものを貼り付けていくと厚みが出てくるのでリング式の方がいいと思います。
② そして、そこに気に入った雑誌の切り抜きや印刷したスクリーンショットなどを、余白を多めに貼っていきます。ページごとにテーマを決めてもいいですし、色々ごちゃ混ぜにしても面白いと思います。
③ 最後に作ってあげた余白に、なぜそれを好きだと思ったか、そこからどんなイメージが浮かぶかなどの言葉をさらさらと感じたままに書き留めていきます。あまり難しく考えず、思い浮かんだことをスケッチするように書いていくのがおすすめです。
このようにして、日々少しずつ溜まっていった〈好きなもの〉と〈好きな理由〉は集まれば集まるほどに、それぞれの人の感性の共通点を明らかにしてくれます。
なんとなく惹かれるものたちの魅了の要素を明らかにすることで、それらを組み直してオリジナルの感性のもとに何か新しいものを作り上げることができるはずです。
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おわりに
私自身、まだこの週間を初めて日が浅いのですが、新しい発見があって面白いです。長い間続ければ、自分がどんなものに影響を受けて変化していくのかの軌跡も記録できると思います。
日記というと、出来事とその時の気持ちなどを綴るものだと思いがちですが、自分の好きなものが毎日積み上がって少しずつ変わっていく模様を綴るのも新しい切り口として面白いなと1人で満足しています。
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