宇宙の根本原理
こんにちは、領です。
ふと考えとこと①
「此縁」「相依」という言葉を少し調べてみました。
此縁性:此が有れば彼が有り、此が無ければ彼が無い。此が生ずれば彼が生じ、此が滅すれば彼が滅す。
「あ、あのよく見かける有名なやつ。あの文言が此縁性の縁起のことだったんだ。」と思いました。
それで「相依」について調べてみると、「龍樹の相依関係の縁起」「無自性、空」「浄に依存しないでは不浄は存在しない。 不浄に依存しないでは浄は存在しない。」などの言葉があり、「龍樹が相依関係の縁起や自性・無自性の話をしていたんだ。」「現在・過去・未来も相互依存しているという考えが残されていたんだ。」などなど、考えました。
ふと考えたこと②
「ブラフマン(梵)は、宇宙の根本原理」という言葉についてです。いまいち、引っかかる言葉、何だか掴めないと思っていました。
「梵」「仏」「神」「真我」「認識の根源」=宇宙の根本原理
この図式が、いまいちピンとこなかったのです。
確かに、「神とは、自然法則のことである。」という言葉は聞いたことがあるし「なるほど、その考え方は好き」と思ったことは、ありました。
『アニメ5億年ボタン』で「宇宙の根本原理」という言葉が何度も出てくるので、気になって気になって・・・。同アニメで老子の「道(タオ)は自然の普遍的な原理」も同型の言葉で、気になります。
私のこのピンとこない感じ、違和感、その原因は、「宇宙の根本原理」「自然法則」「自然の普遍的な原理」、つまり、「宇宙の根本原理」が世界に独立して存在していると思っていたことです。「宇宙の根本原理」は、物体があってもなくても、存在しているという思い込みです。この思い込み私だけ?
そうではなく、こう考えてみました。私以外の人には自明かもしれませんが・・・、
宇宙の根本原理に従って、世界が展開するのではなく、ブラフマン(梵)それそのものに備わっている物理的性質が宇宙の根本原理ということです。
つまり、一番書きたいことは、ブラフマン(梵)・神・仏・真我・認識の根源とは無次元の点「・」であり、
無次元の点「・」の物理的性質が、宇宙の根本原理そのものということです。
「・」そのものの根本から持つ原理性質です。
質問:「何でこの世があるのか?」
答え:無次元の点「・」の性質(根本原理)からして、こうなっちゃう。
以前、ブログ記事でも書いた、ネッカーの立方体の錯視が参考になります。2つの立方体が入れ替わって見え続ける反転図形・多義図形です。
最上位(であり最下位でもある)の多義図形が、無次元の点「・」です。
無次元の点「・」、ここから宇宙・世界・万物が反転図形的・多義図形的・相依的・双対的に顕われます。避けようのない根本原理として「・」に備わっています。
そう直観したとき、「ブラフマン(梵)=宇宙の根本原理」といわれる意味を納得しました。
ここから
問い:「どうして、分別智が起きるのか?」「どうして人間は、抽象的なものを信じる・信じないと分別するのか?」
こんな問いを物理(もののことわり)で考えることができます。
この続きは、また次にします。
読んでくれた方、ありがとうございます。
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