【オンライン無料勉強会レポート】若手職員育成のコツ 〜指導とハラスメントの違いから学ぶ〜
【こんな方におすすめ】
・指導をしているつもりがハラスメントだと思われた…
・ハラスメントと思われるのが怖くて後輩の先生に何も言えなくなった…
本記事では、「指導とハラスメントの違い」をテーマに開催した、オンライン無料勉強会の大まかな内容と一部の様子や参加者の感想をお届けします。
昨今、職場のハラスメントに対する注目は急速に高まっており、一部のハラスメントの種類については法制化が進んでいます。
しかし「ハラスメントをしないように」と意識をしても、どのように関わればいいのかわからず、不安を感じながらこれまでと変わらないコミュニケーションを取っている、ハラスメントを恐れて何も言えなくなってしまうというケースは多いのではないでしょうか。
今回は、そのようなお悩みや疑問を少しでも解消することに貢献できればという思いで、「若手職員と自身の考え方のギャップを知り、「自園でできること」について考える」を目的に、参加者同士の対話を交えたワークショップ型のオンライン無料勉強会を開催いたしました。
まずはじめに
オンライン無料勉強会に参加する前に、まず考えてみてほしいという思いでこのような問いを投げかけました。
この記事を読んでいる方も、良かったら考えてみてください。
いかがでしょうか?
もちろん、いろいろ思うことや考えることがあるかと思いますが、最初はお互いにとても前向きな気持ちで採用・就職に至ったのではないでしょうか。
その初心の気持ちも思い出しながら、今回は若手職員の育成について一緒に学んでいけたらと思っています。
「ハラスメント」と「指導」の違いは?
では、「ハラスメント」と「指導」の違いは?と聞かれたら、なんと答えますか?
えんリクHRラボでは、このように定義つけています。
いかがでしょうか?
頭の中で考えていたことと、少しでも一致していましたか?
しかし、そんなこと頭では理解していても、なかなか組織全体で上手く実践できないのが課題なのではないでしょうか。
なぜハラスメントは起きてしまうのか?
そもそも、なぜハラスメントは起きてしまうのでしょうか?
私たちは「個人の要因」と「組織風土による要因」の二つが影響していると考えています。
一つ目の「個人の要因」というのは、個人のハラスメントに関する、してはいけないことを正しく知らない「無知」と、自分の行為がハラスメントに該当することに気がつかない「無自覚」があります。また一方で、ハラスメントに関する「無知」は、過度にハラスメントを気にしすぎて、相手との適切・必要なコミュニケーションをとらない「過敏」にもつながってしまいます。
例)管理職がハラスメントを訴えられることを恐れて部下に適切な関与をしなくなってしまう
二つ目は「組織風土による要因」で、組織内における仕事内容/価値観・人間関係・福利厚生の3つが影響していると考えます。
ぜひ自園の組織風土と照らし合わせて、チェックをしてみてくださいね。
きちんとチェックリストを活用したい!自園の組織風土を正しく分析したい!という場合は、無料オンライン面談(30分)も行っておりますので、ぜひお気軽にご活用ください。
▼無料オンライン面談
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe_dt7hw9-1OI1gorATAPE9IAUgp6aMk89sQ5WbWobKidP-Mg/viewform?usp=sf_link
まとめ
最後に、今回のまとめです。
今回のお話をきっかけに、より良い園づくりにつながるといいなと思います。
おわりに
参加者からは、終了後このような気づきをいただきました。
・自分自身がハラスメントに関して無知だったと感じ、ハラスメントとはどういうことなのかを職員同士で共有し合い、1、2年目の先生たちとも『ハラスメントとは何か』を一緒に学んでいけたらと思いました。
・どうしても園としては、こうしてほしい、こうあってほしいという思いでできていないことにフォーカスしてしまいがちですが、まずは、相手目線になり、相手を知ることが大切だと改めて思いました。
・職場間で年齢格差を職員が感じており、どのように対応して行けば良いか悩んでおりましたので勉強になりました。
すぐに全てを変えることは難しいかもしれません。
まずは、自園でできることから始めてみませんか?