スタジオポノック最新作『屋根裏のラジャー』を見てきた♪
1月8日に兼ねてから見たかった映画「屋根裏のラジャー」見てきました♪
感想をうっすらシェアしたいと思います(笑)
少しでもネタバレしたくない方は見ないでね♪
※前回の映画感想の記事も見てくださいね♪
※standfmでも喋っているので、良かったら聴いてください(^^♪
1.屋根裏のラジャーを見た率直な印象
映画の予告編で見たら、めちゃくちゃ面白そうだったので、見たかったこの作品。
映画を見た作品の率直な印象は、
「人の想像力や強さや愛の感情は、必ずしも、ポジティブな意識から生まれるものではない。誰かを失った悲しみや痛みや、ネガティブなできごとから生まれている場合もある。」
そんなことを強く感じた作品でした(笑)
2.人はそれぞれ見たい世界を見ている。
ラジャーはアマンダという女の子が生んだイメージのキャラクター。
大人たちには見えない。
アマンダにしか見えない。
誰しも経験があると思うけれど、
子供のときは無邪気で、自由で、想像力豊かだったのに、
大人になるにつれて、現実の影響力に押しつぶされて、いつしかその無邪気さや、自由さや、想像力を失ってしまう。
子供のときには見えていた創造性も、いつしか忘れてしまうよね。
そうやって人に忘れ去られたときに、アマンダのイマジナリであるラジャーは消えてしまう。
自分の経験を言うと、「傘を広げて空を飛ぶ」なんていう描写がアニメなんかにたくさんあったと思うけれど。
本当に飛べると思って、坂道を猛スピードで走り降りて、傘を広げて、飛ぼうとしていたのを思い出した(笑)
あの時は、本当に飛べると思っていた(笑)
傘で飛べるという世界を見ていたのだ。
でも今は、絶対に飛べないと思い込んでいる(´;ω;`)
3.悲しみや痛みや不安や恐怖を消すと同時に、愛や強さも消してしまう。
ラジャーは、アマンダの愛であり強さを具現化したイマジナリ。
しかし、そのラジャーは、アマンダの誰かを失った悲しみや痛みをきっかけに生み出されたものでもある。
イマジナリを食おうとする、おじさんと女の子の化け物がこんなことを言う。※女の子の化け物、滅茶怖かった(´;ω;`)
「ラジャー(愛や強さのイマジナリ)が消えれば、アマンダの悲しみも消せるじゃないか。君が消えた方が、アマンダも楽になるじゃないか。」※みたいなことです。実際のセリフは違います(笑)
ここが凄く私は良いメッセージだったなと思います♪
なんとなく、『弱さ』や『悲しみ』『不安』『恐怖』はネガティブな感情で、
こんな感情ない方がいいように思うけれど、
それを消すと同時に、
『想像力』や『強さ』『誰かを守りたいという愛の感情』までも失ってしまう(´;ω;`)
私がnoteでこれまで発信してきたことと、通じる部分があるなぁなんて思いながら見ていました(笑)
4.あまりヒットはしていない(笑)
今回、私が映画館に行った日も、朝の9:30から1回しかやっておらず、あまり人気ないのかなと思っていたのだけど。
調べてみると、あまり興行収入は芳しくないようだ(笑)
難点を言うと、
『オープニングからファンタジーに飛んでいて、ついていけないかもしれない』
『物語がスピーディーに展開するまでのアイドリング時間が長い』
開始から1時間くらいかけて、伏線をばら撒いていくのだけど、そこで感情移入できなくなると置いていかれる(笑)
『ラストが少しインパクトが弱い』
このような感じかなぁ(笑)
けれども、良いメッセージ性があるので、興行に貢献するためにも、気になったら見に行ってみてくあさいね♪
5.自分の見たい世界を信じること。
自分の思考が具現化するとは言うけれど、この映画はまさにそれを表現していると思う。
『想像』すること、『意識』すること、『行動』すること。
そして、『信じる』こと。
しかし、現実の力が強すぎて、これらのことを忘れてしまいそうになる(^^)/
そうやって忘れてしまったときに、自分自身の想像力や、自分の弱さや強さ、愛までも忘れてしまうってことよね♪
それは決して、現実を見ずに想像だけしていこうってことではなくて、
現実をしっかり見ながら、『不安』や『恐怖』『痛み』『悲しみ』も握りしめて、
『自分自身の想像力』『強さ』『愛』を忘れずに、『強く』生きていく。
そんなことが伝わったアニメだったなぁと思います(^^)/
屋根裏のラジャーの感想はこの辺で(^^)/
次回は、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』を見たいと思います♪