医療より栄養

 実母は要介護5で、アルツハイマー型とレビー小体型が合わさった認知症との診断を受けている。

去年春頃だったか、ついに食事を飲み込む能力に支障が出始めた。

日曜日は私が仕事休みなので、いつもコメダ珈琲店に連れて行っていた。餡子と珈琲とパンの好きな母のためのメニューかと思うほどの大好きだらけで、毎週でも、いつも嬉しそうに頬張っていたから。
言葉少なくなっても
マグカップを啜っている母に「美味しい?」と聞くと、しばらく止まってから、「むちゃおいしー」と笑ってくれた。

そんな母がコメダ珈琲のお店でずっともぐもぐもぐもぐ噛んでいるようになった。
しかもリスのように喉が膨れていく。触ってみると筋肉が硬くなっている。
ちょっとずつは飲んでいるが、最後マスクの中やお皿に吐き出すようになり、店には行けなくなった。

食べられなくなった。
もう年内にお別れなのかな…と思いながら、日々が過ぎていく。

が、電解質バランスがおかしいと筋肉が動きにくいからじゃないですかね?と、デイのスタッフから言われ、お茶ではなくポカリやOS-1ばかり飲ませるようにしたら、これがかなり効果的で、飲み込めるようになった。病気の進行ではなく、ただの電解質の問題だったとは…

それも束の間また座っていると二つ折りほどに折れ曲がるようになり、寝る時間も増えた。

そんな折、元気の無くなっていた元スタッフが傍目にもハツラツしてデイに戻ってきた。
栄養素で色々メンタル面身体面に影響があると主張している、広島の精神科医に影響されて本を読み込み実践してみたとのこと。

すごい効果だねぇ、なんて言いつつ、この頃はまだ半信半疑だった。

え、すご!と思ったのは、コロナワクチンの副反応が一切無かったのを見た時。
同じくらいの年齢なのに、全く無かった。その理由をビタミンCとタンパク質を摂る(もっと色々細かいのだが)ことで「本の内容に従ってみただけですよ。」と言われた。副反応が出る理由まで説明された。

これはいいのかもしれない、と私も母にも試してみると、私への効果はよくわからないが、母がどんどん良くなっていき、食欲も笑顔も増えた。言葉数は更に減っているが、笑顔でカバーしている。

病気は進行するだろうが、
亡くなるまでは、楽しいとか心地よい時間を沢山にしてあげたい。

ところで、日本で何故栄養学が蔑ろにされているかの理由が…

お金にならないから。
薬は出してナンボ。製薬会社の力は強大で薬の便器会じゃなかった、勉強会を常にやって来た医者に勉強させて使わせる。

前述の精神科医、異端の人あるあるで極端なことも言うけど、自身の信念なのだろうから。
この人の影響を受けている医者にも様々な人が居る。
もう患者が、医者だから従うのではなく、自分の意見を伝えてアドバイス貰って納得したらそれやってみる、を実践してるクリニックもあり、ありがたい。

以下 参考にしている医師 藤川徳美さんのブログです
https://ameblo.jp/kotetsutokumi/

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