会食恐怖症について
みなさん、『会食恐怖症』についてご存知でしょうか?
僕はこの症状があります。今回は自分が克服するための第一歩として会食恐怖症についての本を読んだので、その内容と自分の経験談を踏まえて書いていこうと思います。重たいタイトルですが、最後はクスっと笑えるようにするので最後までお付き合いください(笑)。
読んだ本はこちらです↓。
まず、会食恐怖症とは
人前でご飯を食べることに対して不安や恐怖を引き起こすという特徴の社交不安障害の一種
であるそうです。これにより、会食を楽しめず人との交流の場がなくなると人生の質が下がってしまうと考えられます。
僕の症状としては、人との会食で緊張や不安を感じて、手足がしびれてきたり、心拍数が上がってきたりします。また、食事後に電車や密室(逃げられない空間)に行くと不安を感じたり、吐き気を催したりします。
(※ちなみに病院などで会食恐怖症と言われたわけではありません。)
症状が悪化するメカニズムとしては、
「また、同じようなことが起きてしまうんじゃないか」「食べなかったら変だと思われないだろうか」という不安が無意識に浮かび、さらに緊張や恐怖が大きくなって会食を避けるようになる
ということだそうです。
確かに僕の場合も、またなるんじゃないかという不安が頭をよぎります。
このような社会不安を生み出す理由の一つとして「学校教育」が考えられるそうです。
例えば、「小学校の給食で好き嫌いで怒られた」「居残りで食べさせられた」という経験がある人がいると思います。これは学校教育の価値観として「みんな一緒が安心」「言われたことをできる人が優秀」であるからです。その結果、周りと同じこと・正しいことをしなければならないという考え方になり、周りを敏感に気にするようになっていってしまうそうです。
(※あくまできっかけの一つだと考えられます。)
僕ののきっかけとしては、小学校3,4年の時、給食の時間に毎日吐いていた時期がありました。吐いてしまった理由としては、もともとそんなに量を食べる方ではなかったですが、周りと同じように食べなきゃなど考えてしまい、それがストレスになっていたのかなと思います。(僕の場合、先生から怒られたという記憶はあまりありません。)このような経験から、今でも食事後にまた吐くんじゃないかという恐怖がフラッシュバックする感じですね。
主な治療法としては薬物療法と精神療法がありますが、一番大事だと思ったことは、
克服の定義は完食することではなく、会食を楽しめるようになること。
これはとても心に響きました。そして、克服のためには、
1. 会食恐怖症について知る、2. 世の中への見方を変える、3. 実際に会食をし恐怖を克服する
という段階が必要だそうです。具体的な克服ステップは本を読んでいただければと思います。
最後に自分の考えを書いていこうと思います。
同じ症状を持つ方へ
まず、僕自身まだ完全には克服できていません。調子がいいときもあれば悪いときもあります。
・正しさより楽しさを考える
克服には考え方を変えるのが良いのかなと思います。僕は人の目を気にして正しいことなのかどうか気にしたり、完璧を求める性格をしています。なので、もう少し自分が楽しいと思えることを追求できるようになれればいいなと思っています。会食恐怖症は自分の短所ではなく、自分の特徴の一つだと考えるのもいいかもしれません。ただし、マインドチェンジは時間がかかる方法ですね。
・ダメであれば逃げてもいい
どうしても不安や恐怖があるときに逃げるという手段があっていいと思います。例えば「食事を残す」や「会食を避ける」など。その時に自己嫌悪に陥る必要はないと思います。たまたまその日が調子悪かっただけです(笑)。
・ごはんを食べれなくてもどうにかなる
これは中学生や高校生の皆さんに特に伝えたいことです。僕は高校のときに会食どころか、普通の食事でもあまり量を食べられないときがありました。それでも身長は平均以上だし、学校の成績も良かったし、文化祭実行委員長もやりました。この症状がなかったらとんでもない人物になっていたことでしょう!(笑)。
長くなりましたが、ここに書いたことが誰かのためになればいいなと思います。また、自分に言い聞かせるという目的もあります。
同じ症状も持つみなさん、一緒に頑張っていきましょう!
最後に、会食恐怖症についてポッドキャストでも話しているのでよければ聞いていただければと思います。ここでは僕の周りにいる人が会食恐怖症についてどう思っているかも話しています。(リンクはこちら↓)
今回はここまで!次回の更新をお楽しみに!
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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