聖句で俳句/川柳/短歌
緋のように 赤くなれども 雪の白 神、愛注ぎ 愛、吾雪ぐ
作:enk
緋のように ひのように
赤くなれども あかくなれども
雪の白 ゆきのしろ
神、愛注ぎ かみ、あいそそぎ
愛、吾雪ぐ あい、われすすぐ
イザヤ1:18より着想
口語訳/KJV1769
朱に交われば赤くなるという言葉を思い出してて
そういや聖句に似たような言葉があったな
と思って検索したらイザヤ書の1:18だった。
それで思いついて書き出して
季語があるようで無いっぽい川柳（前半）と
7,7で短歌化（後半）した作品。
基本は5,7,5音の、
17音で創られた『俳句』は
『作品』ですよね？
俳句/川柳/短歌は、全て、誰かの、作品である。
言葉は 誰かの 作品である。
これはどのような文章書きの人たちにも
納得していただける事実だと思う。
俳句などに限らずとも、
小説もブログもそうだし、
プログラマーが書いたコードも、
コピーライターが捻り出したキャッチコピーも、
子供が親に感謝の気持ちを書いた手紙も、
そのようなもの全てが作品であって、
誰にも否定などできないだろう。
20文字未満の川柳といえど、めっちゃ考えるし
悩んで苦労して完成したら達成感あるし
作品に愛着が湧くよね。
で、
『遺伝子』も『言葉』なんだよなぁ……
デジタル(0,1)以上に、
豊富な文字(ATGC)で書かれた
約30億字(塩基対)の『わたし』や『あなた』は
一体『誰の作品』なのか。
肉のあなたに宿った『命』も、
『霊のあなた』も『誰の御業』によるものか。
死ぬときは命が去って肉が残る ならば
生まれるときは命が来て肉に宿る のであろう。
天の父はあなたを創るときに
人のように悩んで苦労……したかは分からないけれど
完成したあなたを喜んだこと、
あなたへの愛は確実で真実だろう。
あなたが作品に思いを込めたように。
あなたには愛が込められている。
あなたは生きている。
あなたは神の作品だ。
あなたは神の御業によって創られた。
あなたに肉で生きた前世は無く、
あなたに肉で生きる来世は無い。
あなたは今を生きる只唯一の言葉の巻物。
あなたは天で創られた、神の愛し子。
あなたは神の最高傑作。
あなたは今を生きている。