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【美術展】国宝・燕子花図屏風2/2@根津美術館
照明を絞った展示室で、黄金の屏風六曲一双(ろっきょくいっそう)に浮かび上がる、国宝・燕子花図。
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群青と緑青(ろくしょう)のみであらわされた燕子花の群生。
庭に咲く「生きている」燕子花の方がよほど、可憐でつつましい。その花をここまでの迫力で描いた意図はなんだったのだろう。
同形の反復、
パターンの繰り返し、
花や根元の並びが作り出すジグザクが、
リズミカルな印象を与える。
絵師としてだけでなく、「デザイナー」として天賦の才を持った人、尾形光琳。
毎年見に行きたくなる素晴らしさ。
この屏風は、伊勢物語の『八橋(はつはし)』の場面に着想を得ていると言われていて、その場面とは、主人公が東国へ下る途中、三河国の八橋で燕子花の群生を目にし和歌を詠じるというものである。
からごろも
きつつなれにし
つましあれば
はるばるきぬる
たびをしぞおもふ
(何度も着て身になじんだ)唐衣のように、(長年なれ親しんだ)妻が(都に)いるので、(その妻を残したまま)はるばる来てしまった旅(のわびしさ)を、しみじみと思うことです。
各句の頭文字を取ると「かきつはた」となる。
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美術館のチケットやお買い物袋にデザインされているのが、「羊」。
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この羊さんは、
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背中合わせに2匹の羊を合体させ、口の開いた器を背に載せているような姿の盛酒器。他に同じような形があるのはロンドンの大英博物館。
写真は施設案内から引用したが、これは実物の方が色ももっと美しく、迫力満点な威圧感がある。
ランチは併設されている「NEZU CAFE」で「神戸牛のミートパイ&サラダ」を食べたかったところだが、並んでいたので諦め、渋谷駅前の「ごちとん」で。
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最近こう言った和食の定食屋さんが多くて有難い~。