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【美術展】英国キュー王立植物園 おいしいボタニカル・アート@茨城県近代美術館
行くかどうか迷ったが、常設展示の「小川芋銭」の日本画も見てみたかったので、ドライブを楽しみつつ初の「茨城県近代美術館」。
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ボタニカル・アート(植物画)は、科学と芸術が融合して生まれた絵画。
第2章 イギリスで愛された果実ー『ポモナ・ロンディネンシス』から
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ウィリアム・フッカー(1779年~1832年)は、キュー・ガーデン(後のキュー王立植物園)の初代専属植物画家として活躍したフランシス・バウアーに師事。
フッカーの図版は写実的で迫真的。科学的、学問的に正確で有用というだけではなく、生き生きと瑞々しく、「おいしそう」でもある。
フッカーの代表作『ポモナ・ロンディネンシス』は、ロンドン近辺で栽培されている果物49種をとりあげて、個々の品種について解説文と手彩色の銅版画の図版を付した書籍。
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第3章-1 茶
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ミントン、懐かしい。2015年、親会社の買収により、ミントンブランドは廃止された。
茨城県近代美術館には「小川芋銭」も所蔵されており、それも楽しみで行ってきた。
日本の近代美術と茨城の作家たち 冬から春へ[後期]@第1常設展示室
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『千金方』とは、中国の医学全書で「千金より重い人命のための医書」を意味する。賛から芋銭の主治医である髙安(たかやす)医師に贈られた作品と考えられる。
「賛(さん)」?ってなに?
『画賛、賛は、その絵を見たことや、その絵に対する評価を絵の余白に書いたもののことをいう。
画賛は普通、鑑賞者が書くものだが、作者自らが書くこともあり、そのことを自画自賛と言う。』
へぇ、自画自賛って、ここから来るのね、と勉強になりました。
この白髭のおじいさんのほのぼのとした表情がいいわ。
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この小動物はカワウソ
獺(かわうそ)には、捕らえた魚を川岸に並べる習慣がある。並べられて魚が供えもののように見えることから「獺祭魚(だっさいぎょ)(かわうそ魚を祭る)」という言葉が生まれた。転じて、詩文をつくる際、周囲に多くの書物を並べて参照する様子を指し、芋銭と交流のあった俳人正岡子規は「獺祭書屋主人」とも号していた。
画像が小さいのでどうしても伝えきれないが、カワウソのぼんやりとぼけた表情がいいし、魚をしょっているのも可笑しみがある。
やはり、いいな、芋銭。