応援!小学校教員資格認定試験受験生へ
小学校教員資格認定試験の1次試験受験から概ね1年が過ぎました。昨年のこの時期は試験勉強にあえいでいたなあ、と思い出されます。
今年(令和3年)の一次試験は、昨年よりも半月ぐらい早まっていますね。今年受験される方は、今まさに直前追い込みをしているのではないかと思います。追い込みをかけているアナタに2点ほどエールを送ります。
ふるいにかける試験ではない
基本に立ち返り、この試験の目的を今一度確認します。NITSによると
広く一般社会に人材を求め、教員の確保を図るため、大学等における通常の教員養成のコースを歩んできたか否かを問わず、教員として必要な資質、能力を有すると認められた者に教員への道を開くために文部科学省が開催している試験
と記載されています。採用試験と違い、この試験はふるいにかけて人数を絞るものではありません。教員としての資質能力を有するかどうかが試されます。ですから、一般教養も学習指導要領も、①出題のココロを理解する②それをどう現場(教室活動)に活かせるか が大切です。本試験の趣旨を踏まえて試験に臨まれると良いと思います。
パンデミックであっても試験は実施される
今、小学校教員は、なりたい人が少なく、採用試験の倍率が低迷している状況です。教員の労働環境等が一つの要因だと想像します。
ただ、それ以前の課題として、私は、養成機関が少ないからだ、と思います。そして日本の教育を充実させるため、小学校教員になれる人材を数的に確保するのは、日本の政策課題だと思います。その点、他の資格試験(特に民間実施のもの)とは社会的な位置づけが異なっています。だから、他の試験がキャンセルになっている事例があったとしても、この試験は実施される、と私は考えます。
残り少ない勉強期間を明るい気持ちで過せますように
この試験勉強をしている人のほとんどは、独りでしているのではないかと思います(私もそうでした。)独りで勉強していると、どうしてもネガティブな気持ちになりがちです。でも、教壇で自分のやりたい教育を想像しながらすすめれば、明るい気持ちで勉強ができると思います。
試験当日、自分の力が最大限発揮できますよう、応援しています。