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映画レビュー

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語りたくなる映画の話。オススメ映画レビュー。
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2020年2月の記事一覧

『シェフ ~三ツ星フードトラック始めました~』

『シェフ ~三ツ星フードトラック始めました~』

話の大スジとしては。名のあるシェフである主人公が、イザコザで店をクビになる。のち、夏休み中の息子と、慕ってくれてる弟分の三人で、フードトラックで旅しながら移動販売する。というシンプルな話。

思ったことをいくつか。

・とにかく陽気。出てくる人も空気もからっとしている。全然泣かせようとしてる感じが無いのが良い。

・出てくる食いもんがめちゃくちゃウマそう。どんなグルメ番組見るよりも、なんかヨダレも

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『ブレードランナー2049』と『ブレードランナー』(ネタバレ有り)

『ブレードランナー2049』と『ブレードランナー』(ネタバレ有り)

『マッドマックス』をはじめ、歴史的名作に準ずる新作、という流れの映画作品を多く目にする今日。「いやーうまくいかねーんじゃねーの?」と眉をひそめつつも、観てみると「すげーじゃねーか!」って大当たりがばんばん出まくり。映画製作者が達してるレベルの高さには頭が下がる。ありがたやありがたや。

そこへきて『ブレードランナー2049』。あらすじ書くと長くなりそうなので省く。主人公がアンドロイド、とだけ。

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韓国映画『犯罪都市』

韓国映画『犯罪都市』

最近ちょくちょく見かけ、「この人、顔面の画面支配力えげつねーな」と気になっていた。マ・ドンソクさん出演作をいくつか見て。

中でも、『犯罪都市』という映画がすんばらしく。

ストーリーは、剛腕刑事が悪いやつらをとっちめる、というただそれだけのシンプルな話。

悪者を捕まえるためならルールなどクソくらえ系刑事。対するは、アウトロー的倫理観すら通用しない狂犬系ボス。韓国ノワール映画には、あるあるもいい

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映画『サイレント・ヒル』

映画『サイレント・ヒル』

B級臭のプンプンする血しぶき系は、アタリハズレも多く。「観て損した!」ということも往々にしてあるわけで。

そんな中、アタリだったのが『サイレント・ヒル』。なんかバイオハザードみたいにゲームから映画化したやつらしいですが。

色味で象徴された映像も、異形のクリーチャーも残酷なストーリーもいいですけど、何がすごいって、音がすごい。

ホラー映画って、不安感煽る音とか、「出たーーー!!」って時のガーン

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