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Le vent du début
漆黒の天井に、少量の光るものが視える
まあ、そんなものを気にしている暇なんてない
?:きた…
隣で筒を眺めた相棒が声を出した
○:右? 左?
?:私、左
○:はいはい、じゃあ右ね…
筒を眺める前に、親指から中指の三本を立てる
深く息を吐いて、片目で筒を眺める
?:どう?大きい?
○:あぁ、とっても
早く楽にさせてやらなきゃね
心中で、カウントする
1 ,2 , 3
人差
Naissance et demande
結局、昼過ぎまでわがままな相棒に付き合って
○:そろそろ行くぞ?
沙:ぁーい…
元気が尽きたようです
まあ、ずっとわぁきゃあしてたからね
そりゃあこうなるわ…
現在14時半過ぎ
○:ほら、今日は休んでてもいいから行くよ
強引に手を掴んで、玄関まで引っ張りってくる
沙:流石に、それはできないなぁ
一番楽しいんだもん…撃つのが
こういう時の、やばいこと言ってるのに真顔なところ変
Repos inexistant
廊下ですれ違ったのは僕と変わらないくらいの身長がある長身の女性
梅澤さんと言い、グループの他のメンバーからも慕われている人
梅:今さっき戻ってきたとこ
ボスに報告をってね
◯:お疲れ様です
で、いつも通り報告は梅澤さんだけと
梅:まあね…
二人はいつも通りここに来た途端どっかいっちゃった
ため息と、少しの手振り
毎度毎度のことだ
他の二人は自由人だから、報告に来るのは班のリー